福島放送

株式会社福島放送について

株式会社福島放送（KFB）は、福島県を放送対象地域とする特定地上基幹放送事業者であり、主にテレビジョン放送を行っています。設立は1981年で、ANN（All-Nippon News Network）系列に加盟しているこの放送局のコールサインは「JOJI-DTV」です。福島中央テレビ（FCT）の開局を契機に、福島県内における「県民テレビ運動」が進展した結果、KFBは郡山市に本社を構えることになりました。

設立の経緯

福島放送の設立には多くの申請があり、その中でテレビ朝日系列のKFBとTBS系列の福島放送株式会社の2社にプロジェクトが集約されました。最終的にKFBは福島県第3局として認可され、社名に「放送」が含まれる唯一の放送局としてスタートしました。県内では独自のブランドを持つとともに、テレビ単営局として活動を続けています。

様々な事業所

主な事業所は本社・演奏所を含む複数の支社が存在し、福島市、会津若松市、いわき市、東京都、大阪市、仙台市にそれぞれ支社を構えております。これにより、地域に密着した情報発信が可能になっています。

放送内容と特色

KFBは、開局以来地域情報をベースにした様々なテレビ番組を制作し、県民のニーズに応えています。例えば、県域放送として「シェア!」や、毎年恒例の「めざせ甲子園! 全国高等学校野球選手権福島大会」などが人気です。時には、特定のイベントや季節に合わせた特別番組も制作しています。また、アナウンサーやキャラクターを活用し、視聴者と親しい関係を築く努力も行っています。

ロゴとキャッチフレーズ

開局以来変わらないロゴデザインには、「福島の青い空」をテーマにした青い配色が使われており、象徴的な「F」のマークが存在します。過去には、様々なキャッチフレーズが用いられ、時代に応じたメッセージを伝えてきました。現在のキャッチフレーズは「未来へ5いっしょに!」であり、開局40周年を迎えるにあたり地域と共に未来を目指す思いを込めています。

大きな出来事

2011年に発生した東日本大震災（東北地方太平洋沖地震）の際には、KFBは即座に報道特別番組体制に入り、被害状況や原発の情報を連日提供しました。このような時期における地域放送局の役割は大きく、KFBは信頼される情報源としての地位を確立しました。今後も災害時を考慮した報道体制の強化が求められます。

まとめ

株式会社福島放送は、福島県民の生活に密着し、多様な情報を提供してきた地域放送局です。今後も地域社会のニーズに応え続けることで、さらなる発展が期待されるでしょう。

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