パンジョ

パンジョ - 大阪府堺市の中心的なショッピングセンター

パンジョは、大阪府堺市南区茶山台に位置する泉北ニュータウン内の大型ショッピングセンターです。この施設は1974年11月15日に開店し、以来地域の人々に愛されてきました。

概要

泉北ニュータウンは東西に分かれ、泉ヶ丘、栂、光明池の3つの地区から成り立っています。その中心に位置するパンジョは、高さ7階、敷地面積21,000㎡、総面積52,000㎡の規模を誇っています。パナソニック製の照明設備を導入し、より快適で環境に優しい施設運営がなされています。

初期の建設には70億円が投じられ、デベロッパーとして設立された泉北開発（のちのパンジョ）は、髙島屋や複数の銀行から出資を受けて運営が開始されました。パンジョにはアスレチックルーム、温水プール、ゲームセンター、文化教室など、あらゆる年齢層向けの施設が整っています。

リニューアルと店舗の変化

パンジョは1996年、2004年、2010年のリニューアルを経て、現代的なショッピングセンターとして進化を遂げています。開店当初はファミリー向けのアミューズメント施設が充実していましたが、時代の変化に伴い、ほとんどが撤退しました。代わりに、家電売場としてニトリが2017年に新たに店舗を出店しました。

パンジョの主なテナントである泉北髙島屋は、1階から5階にわたる広大な売場を持ち、総面積の約半分を占めています。専門店は123店舗に増え、ファッション、飲食、生活雑貨のセレクションが充実しています。

名称と建物構成

「パンジョ」という名前は、汎（PAN）と楽しい（JOY）の組み合わせから生まれた言葉で、すべての人が楽しく集い、ショッピングに興じる場所を意味しています。パンジョは、百貨店棟、専門店街、レストラン街、屋内プールを持つ東館棟、さらには医療施設を含む西館棟など、5つの構成ブロックで成り立っています。これにより、地域住民に必要なさまざまなサービスが提供されています。

交通アクセスとマスコットキャラクター

パンジョへのアクセスは、泉北高速鉄道泉ケ丘駅から徒歩すぐの距離に位置しており、非常に便利です。また、開店当初のマスコットキャラクターである「ジョンパくん」と「ジョン子ちゃん」は、最近では新しいキャラクター「おかぴー」と「いずぴー」に引き継がれ、イベントや販促活動で活躍しています。

環境への配慮

パンジョでは、CO2削減と省エネに取り組んでおり、LED照明の導入が進められています。これにより、環境負荷を軽減すると同時に、施設内の快適性向上にも貢献しています。

パンジョは、地域でのショッピングだけでなく、文化・娯楽・医療など多方面でのニーズにも応える、多機能なスポットとして今後も進化を続けることでしょう。

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