パン (ドラゴンボール)

パンのキャラクター紹介

パンは、鳥山明による漫画『ドラゴンボール』および関連アニメ作品に登場する架空の人物です。彼女は孫悟飯とビーデルの娘であり、孫悟空やチチ、ミスター・サタンにとっては孫娘にあたります。パンは、サイヤ人と地球人の混血であり、独特の能力を持つキャラクターとして描かれています。

彼女の初登場は、原作漫画の第518話「そして10年後」、アニメ版では『ドラゴンボールZ』の第289話「悟空おじいちゃん! 私がパンよ!!」です。アニメでは、声優の皆口裕子がパンの声を担当しており、『ドラゴンボール改』では留学中のため柿沼紫乃が代役を務めました。

人物像と能力

パンの特徴的な外見や性格は、主に母親のビーデルに似ていますが、目の色は父親の悟飯同様の黒色です。彼女はサイヤ人のクオーターで、一人称は「わたし」となっています。特に格闘技においては高いセンスと実力を持ち、4歳で天下一武道会に参加し、本戦まで進出しています。初戦では猛血虎を瞬時に撃破し、悟空から「今、うちで一番根性がある」と評されるほどです。

アニメでは大会が中止になり、さらに悟空とウーブの修行の旅に際して別れを惜しむ描写がありました。その後、彼女は叔父の悟天と戦い勝利を収めています。

第18作『神と神』以降の展開

劇場版第18作『ドラゴンボールZ 神と神』では、パンの直接の登場はないものの、母の胎内から悟空の超サイヤ人ゴッド化に影響を与えています。また、第19作『復活の「F」』では、わずか1歳のパンが揺さぶられている描写や赤ん坊の時からサイヤ人の力を発揮するシーンが描かれました。

『ドラゴンボール超』では、赤ん坊の彼女がピラフ一味を救う活躍を見せ、ピッコロとも親しい関係を築いています。劇場版第21作『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』では3歳に成長し、ピッコロの指導のもとで武術の修行を始めます。舞空術は一時的に使えなくなりますが、作中で再習得する展開があります。

『ドラゴンボールGT』での描写

『ドラゴンボールGT』では、武術に興味を持ちながらも男の子との仲を深めたいという一面が強調されます。悟空が不在の間は「ボーイフレンド募集中」をアピールしますが、その強さゆえに相手から恐れられ、男子には振られてしまうことが多いようです。また、時折はサタンが開く道場で道場生を相手に憂さ晴らしをしつつ、平和を愛する一面も持っています。

技とゲームでの登場

パンは、舞空術やかめはめ波といった多くの技を習得しています。また、ゲーム作品『ドラゴンボール FINAL BOUT』に初めて登場し、続くシリーズでもガイド役として和やかなキャラクターとして活躍しています。特に『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズや『ドラゴンボールゼノバース』に登場し、ファンの間でも人気のあるキャラとなっています。

パンの成長

年表によると、彼女はエイジ779に誕生し、エイジ784には第28回天下一武道会に参加。さらにエイジ789頃には、悟空とトランクスと共に宇宙へドラゴンボール探しの冒険に出かけます。彼女の人生は多くの冒険や戦いを経験しながら成長していき、その姿はファンにとって愛すべき存在となっています。パンは自らの可能性を追求し、希望を持ち続けるキャラクターであり、多くの人々に勇気を与える存在です。

もう一度検索