ヒカレイノチ

Kitri 1stシングル「ヒカレイノチ」

日本のピアノ連弾ボーカルユニットKitri（キトリ）が2021年11月17日にリリースしたファーストシングル「ヒカレイノチ」。このシングルは、アニメ『古見さんは、コミュ症です。』のエンディングテーマとして、多くのファンに親しまれています。

概要

表題曲「ヒカレイノチ」は、TX系アニメ『古見さんは、コミュ症です。』のエンディングテーマとして使用されました。カップリングには、同アニメ第1話のエンディング曲「シンパシー」が収録されています。どちらの楽曲も、作詞をMonaとHina、作曲をMonaが担当。ジャケットには、ピアノのそばに立つヒロイン古見さんのアニメ描き下ろしイラストが使用されており、早期予約特典のポスターにも同じイラストが採用されました。

楽曲解説

ヒカレイノチ

表題曲「ヒカレイノチ」は、誰も本当の自分を知らない世界で、優しい言葉をかけてくれた人に会いたいと願う少女の心情を歌い上げています。編曲はKitriと網守将平が共同で行い、ベースに鈴木正人（LITTLE CREATURES）、ギターに西田修太、ドラムに伊吹文裕といった豪華ミュージシャンが参加。純粋で透明感のあるサウンドが、アニメ作品とアーティストの親和性を高めています。

音楽ライターの森朋之氏は、この曲が心地よいエネルギーを生み出している要因として、素朴ながらも穏やかな旋律とクラシカルな編曲を挙げています。Monaは、アニメのヒロイン古見さんに共感する部分が多かったため、彼女の内面に寄り添う楽曲を制作したいと考えました。制作過程では、数十通りものサビのメロディーを作成し、網守とのデモのやり取りを通じて頻繁に意見交換を行い、楽曲を完成させました。

当初、原曲には爽やかな自然をイメージさせる「もえぎ」という仮タイトルが付けられていましたが、サビの冒頭の歌詞「光れいのち」が印象的だったため、歌詞をカタカナ表記にし、タイトルにも採用したそうです。

ミュージックビデオは、女優の搗宮姫奈が主演するショートフィルムとして制作され、監督は山元環氏が担当しました。映像は、アニメのヒロインと同様に不器用な女子生徒が変化していく姿を描いています。

CD発売に先駆けて、10月14日から先行配信が開始され、同時にYouTubeではミュージックビデオとアニメのノンクレジットエンディング映像が公開されました。さらに、12月23日にはピアノボーカルバージョンも公開されています。

シンパシー

カップリング曲の「シンパシー」は、アニメ第1話のエンディングテーマとして制作されました。Kitriの連弾が印象的なこの曲は、新しい出会いや環境に不安や緊張を感じながらも、気になる人と仲良くなりたいという気持ちを表現しています。

備考

「ヒカレイノチ」のリリースを記念して、11月28日にはKitriがディスクジョッキーを務めたエフエム京都のラジオ番組「Kitristime」とのコラボオンラインイベントが開催されました。また、アキバ総研が開催した2021年秋アニメのエンディング・テーマ人気投票では2位を獲得しています。

収録曲

1. ヒカレイノチ
2. シンパシー

外部リンク

日本コロムビア公式サイト, [[Kitri]ヒカレイノチ](https://columbia.jp/artist-info/kitri/discography/COCA-17931.html)
Kitri公式サイト, ディスコグラフィー

関連項目

* シンデレラ (サイダーガールの曲)

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