ヒックスヴィル

ヒックスヴィル (Hicksville)

ヒックスヴィルは、日本の音楽シーンにおいて独自の足跡を残してきたロックバンドです。1994年に結成されたこのバンドは、元ロッテンハッツのメンバーが中心となって形成されました。彼らの活動は、数々の音楽家とのコラボレーションを通じて広がり、バンドとしてのスタイルを確立しています。

メンバー

• 真城めぐみ (ましろ めぐみ): ヴォーカルを担当。音楽家としての長いキャリアを持ち、小沢健二やホフディランといったアーティストのライブやレコーディングにも参加。

• 中森泰弘 (なかもり やすひろ): ギターとヴォーカルを担当し、長崎県北松浦郡出身。カメラマンとしての活動も行いながら、多様なライブやレコーディングに参加しています。

• 木暮晋也 (こぐれ しんや): 同じくギターとヴォーカルを担当。大阪出身の彼は独自のソロ活動を行い、様々なアーティストのサポートもしています。

バンドの歴史

ヒックスヴィルの始まりは、1980年代後半にさかのぼります。この頃、メンバーはそれぞれ異なるバンドで活動していましたが、交流が始まりました。1989年には、初めてロッテンハッツというバンドを結成し、アルバムとシングルをリリースしますが、音楽的な違いによって解散。この際に真城、中森、木暮の三人が新しいバンドを結成することになります。

1995年には、BAD NEWSレーベルからミニアルバム『RIDER』をリリースし、その後、1996年にSony Recordsからシングル『バイバイブルース』を発表し、メジャーデビューを果たします。1stアルバム『トゥデイ』は、服部良一音楽祭にて優秀アルバム賞を受賞。これにより、バンドの知名度は一気に高まりました。

活動と受賞歴

2000年代に入ると、リリースの頻度は落ちましたが、ヒックスヴィルは自主企画のライブイベント「VILLAGE PEOPLE」などを通じて、マイペースでの活動を続けています。特に、2008年には久しぶりに新しい音源をリリースし、2015年には新たなプロジェクト「ましまろ」を結成するなど、音楽への情熱を失うことはありません。

バンドの受賞歴としては、1996年には服部良一音楽祭の優秀アルバム賞を受賞し、2018年にはみうらじゅん賞も受けるなど、その才能と影響力が認められています。

ディスコグラフィー

ヒックスヴィルの主なディスコグラフィーには、シングル『バイバイ・ブルース』や『恋する青春』をはじめとする多くの楽曲が存在します。また、アルバム『トゥデイ』や『サンセット・ブルバード』などが特に評価されています。

さらに、メンバーは他のアーティストとのコラボレーションを行い、ジャンルを問わず多くの楽曲に参加しています。このように、ヒックスヴィルは日本のロックシーンにおいて、その存在感を示し続けています。

まとめ

ヒックスヴィルは、結成から数十年が経過した今もその音楽スタイルを進化させながら、魅力的なパフォーマンスを提供しています。彼らの音楽は、多様な影響を受けつつも共通の情熱を感じさせ、リスナーに新鮮な体験をもたらし続けています。このような継続的な活動は、多くのファンに支えられており、今後の展開にも期待が寄せられています。

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