ヒロミのざけんじゃナイト

「ヒロミのざけんじゃナイト」は、1994年のプロ野球ナイターオフシーズンに、TBSラジオで毎週土曜日の19:00から21:00の時間帯に放送されていたラジオバラエティ番組です。この番組は、JOMO（現在のENEOS）の一社提供であり、「JOMOウィークエンドライブ」という冠がついていました。

番組のパーソナリティはヒロミが務め、アシスタントとして小島嵩弘、さらにX-GUNと西野妙子がレギュラー出演していました。毎週、TBSホール（地方局からの放送の場合もあり）からの生放送で、ラジオ番組でありながら、テレビ番組のような構成でバラエティに富んだ内容が展開されていました。

具体的な番組内容は、まず、公開放送の形式で、一般の女性リスナーに失恋談を語ってもらうコーナーがありました。また、毎回ゲストを招いてのトークコーナーや、X-GUNによるネタ見せコーナーも人気がありました。リスナーへのお土産をかけて争奪戦を行うコーナーなどもあり、バラエティに富んだ企画で番組は構成されていました。

20時台は全国ネット枠となり、中国放送を除く31局で同時ネット放送が行われていました。これにより、全国の多くのリスナーが「ヒロミのざけんじゃナイト」を楽しむことができました。

1994年12月31日には、「第36回 輝く!日本レコード大賞」のラジオ生中継のため、番組は休止となりました。その代替として、1995年の三が日には「JOMOお年玉スペシャル」が放送され、お正月特別企画としてリスナーを楽しませました。

番組は翌年1995年4月のナイターシーズン突入とともに終了しましたが、その後もヒロミがパーソナリティを務める後続番組として、「独占!ヒロミ倶楽部（1995年4月15日 - 10月7日）」と「ヒロミのEじゃんYOH（1995年10月14日 - 1996年4月6日）」が制作・放送されました。これらの番組も、ヒロミの持ち味を生かしたバラエティ番組として人気を博しました。

「ヒロミのざけんじゃナイト」のネット局は、中国放送を除く31局で、いずれも20:00 - 21:00の時間帯で放送されていました。このことから、この番組が当時、全国的に人気のある番組であったことがうかがえます。

この番組は、ラジオの可能性を広げた番組の一つとして、今でも多くのラジオファンに語り継がれています。ヒロミのトークスキルと、バラエティ豊かな企画がリスナーを惹きつけ、一時代を築いた人気番組でした。

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