ビクター・コレスニック

ビクター・コレスニック：PRIDEからの軌跡とRIZINでの挑戦

ビクター・コレスニックは、1996年3月7日生まれのロシア人総合格闘家です。KUZNYA Fight Clubとタイガームエタイに所属し、高い格闘技術と圧倒的な強さで注目を集めています。

彼の格闘技人生は、幼少期の体験から始まりました。2005年、まだ幼少期だったコレスニックは、日本のPRIDEで放送されたエメリヤーエンコ・ヒョードル対ミルコ・クロコップのヘビー級タイトルマッチをテレビで視聴します。この試合が彼に大きな衝撃を与え、総合格闘技への道を歩むきっかけとなりました。14歳で総合格闘技を始め、厳しい鍛錬の日々を経て、2013年には17歳という若さでプロデビューを果たします。

プロキャリアにおいて、コレスニックは数々の輝かしい戦績を残してきました。2021年には、Serbian Battle Championship (SBC) フェザー級タイトルマッチでウィリアム・ディアスを相手に圧巻のパフォーマンスを見せ、見事2ラウンドKO勝利で王座を獲得。さらに同年、Open Fighting Championship (OFC) フェザー級タイトルマッチでもブルーノ・ロベルソを1ラウンドKOで下し、2つの主要タイトルを手にしました。

これらの成功を経て、コレスニックは日本の格闘技団体RIZINと契約。23勝4敗という輝かしい戦績を引っさげ、2023年にRIZINの舞台に立つことになります。彼は日本の格闘技文化に強い憧憬を抱いており、幼少期からPRIDEを見て育った日本への想いを次のように語っています。「日本のRIZINで戦える機会をもらえて非常に感謝しています。幼少期からPRIDEを見ていた俺にとって日本は武道を理解し、尊重してくれるファンがたくさんいる国だと認識しています。そんな日本のファンが喜ぶようなファイトスタイルで、俺の試合を楽しみにしてくれるファンが増えるような試合を見せたいと思っています。」

RIZIN初出場となったRIZIN.42では、岸本篤史と対戦。カーフキックを武器に2ラウンドTKO勝ちを収め、日本でのキャリアを華々しくスタートさせました。続くRIZIN LANDMARK 6では、PANCRASEフェザー級1位の高木凌と対戦し、3ラウンド判定勝ちを収め実力を証明。そしてRIZIN.46では、元GLADIATORフェザー級王者の中原由貴と対戦。1ラウンドから中原を圧倒し、3-0の判定勝ちで勝利を収めました。

コレスニックは、卓越した打撃技術と寝技をバランス良く操るオールラウンダーです。特に首相撲からの膝蹴りや強烈なパウンドは彼の代名詞と言えるでしょう。持ち前の攻撃的なファイトスタイルと強靭な精神力で、日本の格闘技界に新たな風を吹き込み、更なる活躍が期待されています。彼の今後の試合展開に、多くのファンが注目しています。

彼の戦績は、多くの格闘技ファンにとって魅力的なものです。今後も彼の活躍から目が離せません。

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