ビジェンデル・シン

ビジェンデル・シン：インドの英雄

ビジェンデル・シン（Vijender Singh、1985年10月29日 - ）は、インドのプロボクサーです。アマチュア時代から傑出した才能を発揮し、数々の国際大会でメダルを獲得、インドのボクシング界に名を刻みました。

アマチュア時代の輝かしい実績

2004年のアテネオリンピックにウェルター級で出場し、オリンピックデビューを果たします。2006年には、コモンウェルスゲームズで銅メダル、ドーハアジア大会でも銅メダルを獲得し、着実に実力を伸ばしました。

ミドル級に転向後、2008年の北京オリンピックでは、1回戦でバドゥ・ジャック（ガンビア）、2回戦でアンカン・チョンプーファン（タイ）を破り、準々決勝に進出。カルロス・ゴンゴラ（エクアドル）にも勝利し、インド初のオリンピックボクシングメダルを確定させました。準決勝ではエミリオ・コレア（キューバ）に敗れたものの、銅メダルを獲得しました。

2009年の世界選手権でも、準決勝でアッボス・アトエフ（ウズベキスタン）に敗れましたが、銅メダルを獲得。2010年の広州アジア大会では、決勝でアトエフとの再戦を制し、見事金メダルに輝きました。

2012年のロンドンオリンピックでは、1回戦でダナベク・スジャノフ（カザフスタン）、2回戦でテレル・ガウシャ（アメリカ）を破りましたが、準々決勝で再びアトエフに敗れ、2大会連続のメダル獲得はなりませんでした。

プロボクサーとしての新たな挑戦

2015年、ビジェンデル・シンはプロに転向し、新たなキャリアをスタートさせます。同年10月10日にはプロデビュー戦でTKO勝利を飾り、その実力を証明しました。

2016年7月16日、オーストラリアのケリー・ホープとのWBOアジア太平洋スーパーミドル級王座決定戦に挑み、3-0の判定で勝利。プロ初のタイトルを獲得しました。

2018年11月20日には、世界的なプロモーション会社であるトップランクと契約を結び、更なる活躍が期待されています。

戦績

アマチュア：多数の国際大会でメダル獲得
プロ：12戦12勝（8KO）

獲得タイトル

WBOアジア太平洋スーパーミドル級王座
WBOオリエンタルスーパーミドル級王座

ビジェンデル・シンは、その卓越した才能と努力で、インドのボクシング界に多大な貢献をしてきました。今後の更なる活躍が期待されています。

ビジェンデル・シンの戦績 - BoxRec（英語）

ビジェンデル・シン (@boxervijender) - X（旧Twitter）

ビジェンデル・シン (vijendersinghboxer) - Facebook

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