ビッグひな祭り

ビッグひな祭りとは

ビッグひな祭りは、徳島県勝浦郡勝浦町を発祥とする、大規模なひな祭りイベントです。毎年2月から3月にかけて開催され、巨大なひな壇に無数の雛人形が飾られる光景は圧巻です。このイベントは、全国各地に広がりを見せ、それぞれの地域で特色あるひな祭りが開催されています。

各地のビッグひな祭り

徳島県勝浦町：ビッグひな祭り

概要:
徳島県勝浦郡勝浦町の人形文化交流館を中心に開催されます。
2万体以上の雛人形が展示され、高さ約7mの巨大なピラミッド型ひな壇が目玉です。
全国から寄せられた雛人形が飾られます。供養料として5千円が必要です。
同時期には、坂本地区で「おひな様の奥座敷と坂本おひな街道」も開催され、趣向を凝らした雛人形の飾り付けが楽しめます。
アクセス:
公共交通機関：JR徳島駅から徳島バス（勝浦線）で約1時間。
自家用車：鳴門ICから約30km。

千葉県勝浦市：かつうらビッグひな祭り

概要:
勝浦市内の各地で約2週間にわたり開催されます。
徳島県勝浦町から譲り受けた7千体を含む、計3万体以上の雛人形が飾られます。
勝浦市役所やJR勝浦駅、商店街などにひな壇が設置されます。
遠見岬神社では、参道の石階段に約1,200体の雛人形が飾られるのが特徴です。
勝浦市芸術文化交流センター・キュステでは、巨大なひな壇や享保雛、全国各地の郷土雛の展示が行われます。
例年、パッケージツアーが組まれるほど賑わいます。
過去には、臨時列車「かつうらひなまつり号」が運行されていました。
2020年から2022年は、新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、2023年に規模を縮小して開催されました。
アクセス:
公共交通機関：JR外房線勝浦駅から徒歩。
自家用車：横浜、東京、千葉方面からそれぞれルートあり。守谷海岸駐車場からシャトルバスが運行されます。

和歌山県那智勝浦町：南紀勝浦ひなめぐり

概要:
千葉県勝浦市や徳島県勝浦町から雛人形の提供を受け、始められました。
メインイベントの「ビッグひなめぐり」では、那智滝にちなんで1万3300体の雛人形が展示されました。

長野県須坂市：信州須坂しあわせ雛祭り

概要:
須坂市内の各地で1ヶ月にわたり開催されます。
古い町並みが残る須坂の、商店や美術館、博物館など約100箇所に雛人形が展示されます。
享保雛、草木染の雛人形、まゆ雛、土雛など、様々な時代の雛人形が見られます。
須坂アートパークでは「三十段飾り千体の雛祭り」が開催されます。
近隣市町村と連携した「ぶらり北信濃ひな巡り」も実施されます。
JR東日本やウォーキングイベントも協賛しています。

まとめ

ビッグひな祭りは、地域ごとに異なる魅力を持つ、ひな祭りの一大イベントです。それぞれの地域で受け継がれてきた雛人形や、趣向を凝らした飾り付けを楽しむことができます。ぜひ、お近くのビッグひな祭りに足を運んでみてください。

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