ビッグボーイ (レストラン)

ビッグボーイについて

ビッグボーイ（Big Boy）はアメリカ合衆国で始まったファミリーレストランのチェーンで、現在は日本でも多くの支持を受けている。日本の運営法人は株式会社ビッグボーイジャパンで、ビッグボーイおよびヴィクトリアステーションの2つの業態を展開し、令和6年2月時点では172店舗が運営されている。日本のビッグボーイでは、主にハンバーグやステーキを中心としたメニューが提供されている。

アメリカのビッグボーイの起源

アメリカのビッグボーイは、1936年にボブ・ワイアンがカリフォルニア州グレンデールで始めたハンバーガースタンド、「ボブズ・パントリー」に遡ります。翌年、常連客の要望に応え、初のダブルデッカーバーガーを創造。このハンバーガーの評判は高まり、店の人気商品として定着しました。その後、6歳の少年がこのバーガーの名前を評し、「ビッグボーイ」と名付けられることとなりました。ボブ・ワイアンは店名もそれに合わせて「ボブズ・ビッグボーイ」に変更しました。

1949年にはカリフォルニアのバーバンク市に現存する最古の店舗が開店し、その建物は後に歴史的な建築物に指定されています。このお店は1965年にビートルズが食事をした場所でもあり、映画『ヒート』のロケ地としても知られています。

ビッグボーイは多くの歴史を経て、1967年にはマリオットに買収され、その後も数回の買収を経て現在の形となりました。アメリカ国内でも様々なフランチャイジーが存在し、各店舗ごとに個別の名前を持つことがあります。

日本での展開

ビッグボーイジャパンは1977年に設立され、翌年に大阪府に国内第1号店舗を開店しました。日本のビッグボーイは、アメリカ風の開放的なデザインや、オープンキッチンによる調理過程の見せ方に特徴があります。また、質の高いハンバーグを提供しており、ロードサイドの郊外型店舗が多く出店されています。最近では、サラダバーやスープバーも採用しており、家族連れの利用が推奨されています。

2000年には、ミルキーウェイやヴィクトリアステーションとの合併を経て、現在の形が形成されました。2021年の店舗数の減少が特に目立つが、2023年には一部店舗を「炭火焼レストラン」として改装する計画が進められています。

マスコットキャラクター

ビッグボーイの象徴的なマスコットは、赤と白のチェック柄のズボンを履いた少年で、手にハンバーガーを持っている姿が愛されています。日本では、このマスコットは「ボビーくん」と名付けられ、様々なキャラクターが彼の周りにいます。アメリカでは「ビッグボーイ」と呼ばれていますが、日本ではキャンペーンやメニューでしばしば異なるデザインが使われています。

2020年には、マスコットが黄色い髪の女の子「ドリー」に変更されるという誤報もありましたが、実際には新たなメニューの登場によるものでした。

結論

ビッグボーイはその独自の食文化とサービスにより、多くの人々に愛され続けているファミリーレストランとして、日本でも長い歴史を持つ存在です。アメリカの本家に影響を受けつつも、日本独自のメニューやマスコットを通じて、幅広い顧客に親しまれています。

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