ビッグポルノ

ビッグポルノ

ビッグポルノは、芝居やお笑いの場で知られる吉本興業に所属する小籔千豊とレイザーラモンから成るお笑い・音楽ユニットです。彼らのユニークなスタイルは、下ネタを主題にしたラップからコント、漫才、トークまで多岐にわたります。このユニットは2003年に結成され、結成のきっかけは当時話題になっていた2丁拳銃の際にゲストとして出演したことによるものでした。彼らは新喜劇のメンバーでありながら、より自由な表現を求める中で活動を始めました。

メンバー構成

ビッグポルノには以下のメンバーが所属しています。

• - 小籔千豊
• - レイザーラモン（HG、RG）
• - スモールポルノ（準メンバー）として宇都宮まきや今別府直之（バックダンサー）、半田裕也（元舞台監督、バックダンサー）も関わっています。

活動の歴史

このユニットが初めて公の場に登場したのは、2003年1月16日で、以降、年に数回のペースでさまざまなイベントを開催してきました。彼らのパフォーマンスには、下ネタや意外性に溢れた内容が多く、「みんなが喜ぶ新喜劇とは正反対のことをしよう」という意気込みから、その名も「ビッグポルノ」という名称がつけられました。

特に2005年8月31日に行われた「国立文楽劇場より愛をこめて」というタイトルのコントライブでは、伝統芸能とエロスが融合した試みとして注目を集めました。しかし、小籔の新喜劇座長就任やレイザーラモンの東京進出に伴って、同年12月には一時休止を余儀なくされました。

2008年には小籔が「コヤブソニック」のオープニングアクトとして再始動し、その後も不定期でイベントに出演。2010年7月には「KING TIMER」でメジャーデビューを果たし、同年のサマーソニック2010でもパフォーマンスを行いました。

解散とその後

2014年6月、ビッグポルノは解散を発表しました。解散の決定は前年の11月にメンバー間での話し合いで決まりましたが、その具体的な理由は、解散イベントで発表することになっていました。小籔は「基本的には方向性の違い」と述べ、場を和ませる様子も見られました。

主なネタと楽曲

ビッグポルノのコントは「ビッグコント」と呼ばれ、ゲストを招いてのパフォーマンスが特徴です。代表的なコントには「秘密組織ビッグポルノ」や「宗教法人スペクタクル教」、また「世界お笑い博覧会」などがあります。音楽においては、下ネタをテーマにした作品が多く、それぞれの楽曲は独特なユーモアとメッセージ性を持っています。

例えば、「SUNRISE SUNSET」は陰茎と大阪をテーマにしたナンバーで、さらには「KING TIMER」が睾丸についての楽曲として知られています。

ディスコグラフィー

ビッグポルノはインディーズからメジャーまで幅広く音源をリリースしています。特に「ビッグポルノ」や「KING TIMER」シリーズは、彼らの活動を代表する作品となっています。解散後もファンの間で彼らの作品は愛され続けており、そのユニークなスタイルと斬新なアプローチは、一時代を築いた文化として認識されています。

ビッグポルノの活動は、コミカルな要素や挑戦的な言葉を武器にして、観客に笑いを提供する一つの形として確立されており、その楽しさは今でも多くのファンに支持されています。

もう一度検索