ビル・ラリデン

ウィリアム・エンジェル・ラリデン、通称"ベッドフォード・ビル"は、1888年2月5日に生まれ、1942年8月28日にこの世を去った、アメリカ合衆国出身の元メジャーリーグ捕手です。

1909年にボストン・ダブス（現在のアトランタ・ブレーブス）に入団し、その後、複数の球団でプレー。1920年に引退するまで、その卓越した守備力でチームに貢献しました。長打こそ少なかったものの、フィールディングに優れ、特に捕手としての機敏な動きは、守備の要として高く評価されました。

ラリデンの特筆すべき点は、1914年と1915年にフェデラル・リーグで記録した驚異的な補殺数です。捕手として年間200以上もの補殺を記録し、1915年には238補殺という、捕手のシーズン補殺数のメジャーリーグ記録を樹立しました。この記録は、今日に至るまで破られていません。

また、彼はワールドシリーズにも2度出場しており、1917年と1919年にその舞台を経験。1919年には、シンシナティ・レッズをシリーズ制覇に導くという大きな功績を残しました。

引退後は故郷であるインディアナ州ベッドフォードで静かに暮らし、1942年に生涯を閉じました。彼の名は、記録と記憶の中で、不朽のものとして輝き続けています。

獲得タイトル・記録

ワールドシリーズ出場：2回（1917年、1919年）
シーズン補殺数（捕手）：238（1915年、史上1位）


外部リンク

MLB
Baseball-Reference
The Baseball Cube
Baseball-Reference (Register)

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