ビーグル38

ビーグル38について

ビーグル38（ビーグルさんじゅうはち）は、かつて松竹芸能に所属していたお笑いトリオです。一時期は「せんたくばさみ」という名前で活動していましたが、後に「うなぎ」というコンビ名への改名を経て、最終的に現在の名前に落ち着きました。2013年10月4日に解散するまで、彼らは独自のスタイルでお笑い界に存在感を示しました。

メンバー紹介

• - 能勢 ヒロシ（本名：能勢浩）: 高知県出身で、ツッコミ担当の51歳。R-1ぐらんぷりには「リトルこいし」というキャラクターで出場し、2008年には準決勝進出を果たしました。解散後もピン芸人として活動し、映画『あらうんど四万十 ―カールニカーラン―』に出演した経歴も持っています。2016年からは高知県観光特使としても活躍しています。

• - 加藤 統士: 同じく高知県出身でボケ担当の51歳。解散と同時に芸人を引退しましたが、トリオ時代にはその個性的なボケでトリオの笑いを支えていました。

• - 中屋 卓: 大阪府出身で、血液型O型です。2008年に加入し、ネタ作成を担当。解散後はフリーとして活動していましたが、現在は会社員として新たな道を歩んでいます。

元メンバー

• - 吉本 英和: トリオ「せんたくばさみ」時代のボケ担当で、2005年に脱退しました。その後はプロ雀士として活動していましたが、現在は日本プロ麻雀協会を退会しています。

設立から解散までの道のり

ビーグル38の結成は1996年、能勢が芸人を目指し全く興味がなかった加藤と吉本を誘って始まりました。トリオ名は、激しい芸能界の逆風に引き飛ばされることなく頑張る意味を込めて名付けられたとされています。しかし、これは後付けの理由に過ぎません。

能勢が大阪へ進出する際、吉本が乗船を見送り、そのまま移動を決意します。面白まじめなエピソードからも、彼らの絆が伺えます。面白いのは、彼らが髪の色をそれぞれ変えていたことです。

2005年の吉本脱退後、残ったメンバーは「うなぎ」に改名し、さらに2008年には中屋を加え、ビーグル38となりました。この新しいトリオは幅広いネタを持ち、活動を行いましたが、加藤が肺結核で入院するハプニングもありました。

解散の理由

ビーグル38が解散に至った背景には、メンバー間の温度差が影響していたようです。活動の中で、加藤が「もう惰性で芸人をやっている」と発言し、その言葉を受けた中屋が「じゃあもう辞めましょうか」と提案。これが三人の解散への道を明確にしました。

2013年10月4日には解散報告が事務所から発表され、能勢と中屋はそれぞれピン芸人として新たな一歩を踏み出しました。

芸風や活動

ビーグル38のスタイルは、主にコント豊かなトリオ漫才です。特に「サバイバルズ」というネタは二人がコンビとしても活動する際に好まれました。このネタは、能勢が喜味こいしの口調をモノマネし、加藤が不明瞭なボケを行う形が特徴です。

また、テレビへの出演も多く、ラジオや映画など多彩な活動を展開。優秀な賞も多く受賞し、その名は一部のファンの間で今も語り継がれています。

終わりに

ビーグル38は、短いながらも力強い存在感を持つお笑いトリオでした。彼らの活動は、芸人としての挑戦や絆を示しており、解散後もメンバーそれぞれが新しい道を歩んでいく姿勢に感銘を受けます。彼らの作品は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

もう一度検索