ピータッチ

ピータッチ (P-touch)とは

ブラザー工業株式会社が製造・販売するラベルプリンターのブランドです。商品名である「ピータッチ」は、プリント＆アタッチ（Print & Attach）の略称に由来しています。

開発の歴史

ピータッチの開発は、1986年にブラザー工業の社員であった酒井隆司氏と結城英治氏によって開始されました。2年後の1988年には、ラミネート方式の技術が完成しました。しかし、ブラザー工業は自社での製品化を見送り、当時同様の製品企画を持っていたキングジムにOEM供給することになりました。その結果、1988年11月にキングジムから世界初の漢字ラベルライター「テプラ」として発売されました。

ブラザー工業は、その翌年の12月から海外市場向けにピータッチの販売を開始しました。国内市場での販売は1995年からと、テプラの後塵を拝する形となりました。しかし、世界市場においてはトップシェアを獲得しており、2007年1月末時点での世界累計販売台数は2,000万台を超えています。

製品ラインナップ

ピータッチは、家庭用からビジネス用、PC接続専用まで幅広いラインナップを取り揃えています。

家庭向けモデル

家庭向けモデルは、携帯電話に似たキーボード配列を持つものが多く、ディズニーキャラクターやスヌーピー、ハローキティなどのキャラクターを印刷できるモデルも人気です。

ピータッチ250BY
ピータッチ250BG
ピータッチ190（キャラクターモデル）
ピータッチ190
PT-J100キャラクターモデル
PT-J100W
PT-J100P
PT-D210
ピータッチキューブ（スマホ接続専用）

ビジネス向けモデル

ビジネス向けモデルは、ベーシックなデザインと機能を備え、オフィスでの利用に適しています。

ピータッチ24
ピータッチ18R
ピータッチ18N
ピータッチ12
PT-18N
PT-18R
PT-D600

PC接続専用モデル

PC接続専用モデルは、パソコンと接続して利用するタイプのラベルプリンターです。古くからMacintoshに対応しており、2009年2月には本体メモリにドライバと編集ソフトを内蔵した「ピータッチ2430PC」が発売されました。これらのモデルは、より高度な編集機能や大量印刷に対応しており、オフィスや工場などでのラベル作成を効率化します。

ピータッチQL-1050
ピータッチQL-580N
ピータッチQL-650TD
ピータッチQL-550
ピータッチ9500pc
ピータッチ2430PC
ピータッチPT-P750W
ピータッチPT-P700
PT-P900W（オフィス・医療業界モデル）
PT-P950NW（製造・物流業界モデル）

まとめ

ピータッチは、家庭からビジネスまで幅広いニーズに対応するラベルプリンターです。その使いやすさと高い印刷品質から、世界中で多くのユーザーに愛用されています。特にPC接続モデルは、高度な編集機能と効率的な印刷を可能にし、オフィスや工場などの現場で活躍しています。

外部リンク

ラベルライター P-touch
ラベルプリンター

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