ファイティング・with・ファイア

映画「ファイティング・with・ファイア」の紹介

「ファイティング・with・ファイア」（原題: Playing with Fire）は、2019年にアメリカ合衆国で公開されたコメディ映画です。この作品はアンディ・フィックマンが監督を務め、アクション映画のスターであるジョン・シナが主役を演じています。邦画での劇場公開はありませんでしたが、日本では2020年6月3日にBlu-rayとDVDのセットがリリースされました。

物語の概要

本作は、山火事の消火活動を行う消防士たちが、危険な状況から3人の子供を救出したことから始まります。子供たちの両親と連絡が取れず、消防士たちはやむなく彼らを消防署で預かることになります。消防のプロフェッショナルたちが、子守りにはまったく手慣れていないことが明らかになり、彼らは子供たちとの奮闘の日々が始まります。この映画は、消防士たちが予期せぬ状況にどう立ち向かうのか、ユーモアを交えながら描いています。

キャスト

「ファイティング・with・ファイア」には多彩なキャストが揃っています。ジョン・シナが主演を務め、消防士ジェイク・カーソンを演じています。他にも、キーガン＝マイケル・キーがマーク役、ジョン・レグイザモがロドリゴ役、ブリアナ・ヒルデブランドがブリン役、デニス・ヘイスバートがリチャーズ役を演じています。さらに、ジュディ・グリアがエイミー・ヒックス博士役で出演しており、脇を固めるキャストも豪華です。特に、子供たちを演じるクリスチャン・コンヴェリーやフィンレイ・ローズ・スレーターの演技も注目されます。

製作の裏側

本作の製作は2018年末に始まり、ジョン・シナの出演が発表されたのはその10月のことでした。続いて11月にはアンディ・フィックマンが監督に選ばれ、2019年1月には主要キャストが発表されました。映画の撮影は、その年の2月から3月にかけてブリティッシュコロンビア州バーナビーで行われました。製作チームはロブ・グロンコウスキーにも出演を打診しましたが、スケジュールの関係で実現しませんでした。

音楽と公開

映画に使用された楽曲は、2019年10月にネイサン・ワンが担当することが発表されました。そして、同年11月には映画のサウンドトラックがパラマウント・ミュージックから発売されました。最初の公開日は2020年3月20日の予定でしたが、2019年11月8日に前倒しされることとなり、同日に3050館で公開されました。興行の初週には1272万ドルを記録し、興行収入ランキングで初登場3位を獲得しました。

評価と反響

興行的には成功を収めた本作ですが、批評家からは厳しい評価を受けています。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesでは、批評家の支持率は21%で、平均点は3.96点という結果でした。また、Metacriticでは加重平均値24/100という厳しい評価がなされています。一方で、観客からはB+の評価を受けとめており、このギャップも興味深い点となっています。

最後に

「ファイティング・with・ファイア」は、消防士たちのあり得ない状況をユーモラスに描きつつ、家族や絆の大切さを再認識させてくれる作品です。子守りに奮闘する消防士たちの姿を通して、思わず笑い、そして感情を揺さぶられる瞬間が満載のコメディ映画です。

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