ファイヤー・アンド・アイス

『ファイアー・アンド・アイス』（Fire & Ice）は、1992年に発表されたイングヴェイ・マルムスティーンの6作目のスタジオ・アルバムです。

概要

日本盤は初回限定盤と通常盤が同時発売されました。初回限定盤には、カラー・ブックレットとロゴ入りピックが特典として封入されていました。当時のオリコンチャートでは、初回盤と通常盤は別集計となっていたため、初回限定版はオリコンアルバムチャート（総合）で初登場1位を獲得したものの、翌週には93位まで急落しました。この記録は、オリコン1位アルバムの中で最も下落幅が大きい作品として、2016年7月現在も破られていません。チャートインは2週のみでしたが、通常盤は最高16位を記録し、10週に渡ってチャートインしており、イングヴェイの作品の中で最もチャートイン期間が長い作品となっています。

ELEKTRA在籍時の日本盤の帯解説は、「イングヴェイ自ら最高の出来と語るELEKTRA移籍第1弾！！ヘヴィかつアグレッシヴにフィンガーボードが火を噴く。これ以上のハイスピード&ハイ・テクニックは、この世には存在しない！」と、その音楽性を絶賛していました。ELEKTRA離脱後は「ヘヴィかつアグレッシヴにフィンガーボードが火を噴く!!イングヴェイがエレクトラに残した唯一の、そして最高のアルバム!!」と紹介されています。

プロモーションビデオは、「Dragonfly」と「Teaser」が制作されました。「No Mercy」の間奏部分には、バッハ作曲の管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067 第7曲「Badinerie（バディネリ）」が用いられており、ライブのギターソロでも頻繁に演奏されています。

1997年に発表されたオムニバス・アルバム「ギターズ・ザット・ルール・ザ・ワールド」には、冒頭のギターが差し替えられた「Leviathan」が収録されています。

2017年には、アンディ・ピアスとマット・ワーサムによるリマスター盤（規格品番:WHNECD089）がHNE Recordingsから発売されました。

収録曲

全曲、イングヴェイ・マルムスティーン作曲。

参加ミュージシャン

イングヴェイ・マルムスティーン（ギター）
ヨラン・エドマン（ボーカル）
スヴァンテ・ヘンリソン（ベース、チェロ）
マッツ・オラウソン（キーボード）
ボー・ワーナー（ドラムス）（8曲目以外全て）
マイケル・フォン・ノリング - ドラム（8曲目のみ）
ロロ・レナーバック（フルート）※イングヴェイの実姉

映像・ライブ作品

No Mercy（Badinerie）
ライヴ・アット・武道館
Guitar solo
ライヴ!!
Guitar Solo (Trilogy Suite, Red House, Badinere and Battle)
スペルバウンド・ライヴ・イン・タンパ
Badinerie
スペルバウンド・ライヴ・イン・オーランド
Concerto #4

外部リンク

ファイアー・アンド・アイス - WARNER MUSIC JAPAN

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