ファビオ・エンリケ・タバレス

ファビーニョ (Fabinho)

ファビーニョこと、ファビオ・エンリケ・タバレスは、1993年10月23日生まれのブラジル人サッカー選手です。主に守備的ミッドフィールダー（DMF）として知られていますが、センターバック（CB）や右サイドバック（RSB）もこなせるユーティリティ性も持ち合わせています。現在はサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドに所属し、ブラジル代表としても活躍しています。

クラブ経歴

ファビーニョは、フルミネンセでプロとしてのキャリアをスタートさせましたが、トップチームでの出場機会を得られず、リオ・アヴェFCを経て、レアル・マドリード・カスティージャにレンタル移籍しました。2013年5月8日には、マラガ戦でレアル・マドリードのトップチームデビューを果たし、アンヘル・ディ・マリアのゴールをアシストしました。

2013年7月にはASモナコへレンタル移籍し、その後完全移籍。モナコでは中心選手として活躍し、2016-17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは、マンチェスター・シティ戦でラダメル・ファルカオやキリアン・エムバペのゴールをアシストするなど、チームのベスト4進出に大きく貢献しました。

2018年5月28日、リヴァプールFCへの移籍が発表されました。リヴァプールでは、加入当初こそ適応に苦しんだものの、徐々にその能力を発揮し、チームに不可欠な存在となりました。2019-20シーズンには、マンチェスター・シティ戦で強烈なミドルシュートを決め、30年ぶりとなるリーグ優勝に貢献しました。しかし、同シーズンの優勝セレモニー中に自宅が泥棒に入られるという災難にも見舞われました。

2023年7月31日、サウジアラビア1部リーグのアル・イテハドへ移籍。新たな挑戦をスタートさせています。

代表経歴

ファビーニョは、2014年10月9日のエクアドル代表との親善試合でブラジル代表に初召集されました。2015年6月7日のメキシコ代表との親善試合でA代表デビューを果たし、コパ・アメリカ2015やコパ・アメリカ・センテナリオにも出場しました。2022年11月には、W杯カタール大会のメンバーにも選出されています。

プレースタイル

ファビーニョは、卓越したボール奪取能力と、正確なパスでゲームを組み立てる能力を兼ね備えた選手です。守備的なポジションでありながら、攻撃にも積極的に参加し、チームに多様性をもたらします。また、戦術理解度が高く、監督の指示を忠実に実行する能力も持ち合わせています。

タイトル

モナコ
リーグ・アン: 2016-17

リヴァプール
UEFAチャンピオンズリーグ: 2018-19
UEFAスーパーカップ: 2019
プレミアリーグ: 2019-20
EFLカップ: 2021-22
FAカップ: 2021-22
* FAコミュニティ・シールド: 2022

ファビーニョは、その献身的なプレーと高い戦術理解度で、所属するチームに多くの勝利をもたらしてきました。今後の活躍にも期待が高まります。

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