ファミスタブロック崩し

ファミスタブロック崩し

『ファミスタブロック崩し』は、2004年12月よりナムコ（現バンダイナムコエンターテインメント）が携帯電話向け（iアプリ、S!アプリ）に配信を開始したブロック崩しゲームです。同社の看板タイトルである野球ゲーム「ファミスタ」シリーズのスピンオフ作品として位置づけられています。

2005年には、機能拡張版として『ファミスタブロック崩しDX』がEZアプリを含む3キャリアで配信されましたが、こちらはファミスタモバイル内のミニアプリとして提供され、2007年3月31日に配信を終了しています。

ゲーム内容

従来のブロック崩しはバーを操作してボールを跳ね返すのが一般的ですが、本作ではプレイヤーが野球キャラクター「野球くん」を操作します。野球くんを動かし、飛んでくるボールをバットでタイミング良く打ち返して、画面上のブロックを破壊していきます。

操作の特徴として、野球くんは「0」ボタンで右打ちと左打ちを切り替え可能です。これにより、打席の位置やボールの軌道に応じた打ち分けができ、ボールの飛ぶ方向を調整できます。また、強く打つだけでなく、セーフティーバントのように軽く当てて反射させたり、体に当ててデッドボール状態にしてもボールは跳ね返るため、多様な方法でボールを制御できます。

ゲームは全50ステージで構成されており、フィールドの種類（人工芝、天然芝、土）によってボールのバウンドやスピードが変化し、異なる攻略法が求められます。

ステージ中には野球らしい演出も多数盛り込まれています。例えば、特定のオブジェクトにボールを当てるとルーレットが回り、「ヒット」「二塁打」「三塁打」「ホームラン」の結果に応じてランナーが進塁。ホームインするごとにボーナス点が得られます。また、フィールドに野手が登場し、打ち返したボールを捕球して投げ返してくることもあります。

さらに、プレイヤーはオリジナルのステージを作成し、最大5面まで保存することが可能でした。

アイテム

ゲームを有利に進めるためのアイテムも登場します。

バット: 打球がブロックを貫通する炎のボールになります。
メガホン: 野球くんのサイズが大きくなり、ボールを打ち返しやすくなります。
Pドリンク: ブロックを破壊する衝撃波を発射できます。
磁石: セーフティーバント状態でボールを吸着し、好きな位置から発射できます。
グローブ: ボールを当てずにスロットを回転させられます。
審判: 取得すると無条件でステージクリアとなります。ただし、1ステージにつき1回のみ出現します。

これらのアイテムを戦略的に使用することが、ステージ攻略の鍵となります。

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