EZアプリ

EZアプリとは、かつてau携帯電話（KDDI／沖縄セルラー電話）で提供されていた、携帯電話端末にアプリケーションソフトウェアを導入できるサービス、およびそのソフトウェア自体の呼称です。このサービスを通じて、ユーザーは様々な機能拡張やエンターテイメントを楽しむことができました。EZアプリは、提供技術の違いにより、以下の3つの種類に分類されます。

EZアプリ ([[Java)]]

これは、Javaプラットフォームを応用したサービスで、かつては「ezplus」という名称で呼ばれていました。Javaの汎用性を活かし、多様なアプリケーションが開発・提供され、ゲームやツールなど、幅広いジャンルのアプリが利用可能でした。Javaベースであるため、比較的容易に開発が可能で、多くの開発者によって活発にアプリが開発された背景があります。

EZアプリ (B)

こちらは、Qualcomm社が開発したBREWプラットフォームを応用したサービスで、以前は「EZアプリ (BREW)」という名称で提供されていました。BREWは、主に携帯電話向けのアプリケーション開発に特化したプラットフォームであり、EZアプリ (B)を通じて、様々なゲームやユーティリティアプリが提供されました。BREWの特徴として、プラットフォームの安定性と、比較的高い処理能力が挙げられます。しかし、EZアプリ(B)は、2018年3月末をもってサービスを終了しました。

EZアプリ (J)

このサービスは、オープンアプリプレーヤーをベースにしたもので、2011年から提供が開始されました。オープンアプリプレーヤーは、よりオープンな環境でのアプリケーション開発を可能にするもので、EZアプリ (J)を通じて、他のプラットフォームとの連携や、より高度な機能を持つアプリが提供されました。しかし、EZアプリ(J)もまた、EZアプリ(B)と同様に、2018年3月末をもってサービスを終了しています。



EZアプリは、au携帯電話の黎明期からスマートフォンが登場するまでの間、ユーザーに豊富なアプリ体験を提供し、携帯電話の可能性を大きく広げたサービスでした。現在は、スマートフォンの普及により、多くのサービスが終了していますが、その技術は後の携帯電話の進化に大きな影響を与えました。

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