ファミ割MAX50

ファミ割MAX50とは

NTTドコモが2007年8月22日に提供を開始した「ファミ割MAX50」は、ファミリー割引契約者向けの月額基本料金割引サービスです。2年間の契約を条件に、基本使用料が50%割引されるのが特徴です。このサービスは、FOMAの新料金プランでのみ加入可能で、契約解除をしない限り2年ごとに自動更新されます。

2010年3月31日をもってmovaからの新規申し込みは終了し、2010年4月1日以降は解約のみ受け付けています。また、他の割引サービスである「いちねん割引」と併用した場合とは異なり、2年間の契約期間が設定されています。契約更新月以外に解約すると、契約解除料として9,975円（税込）が発生します。ただし、mova契約の場合は契約期間に関わらず解除料はかかりません。

契約期間の算定は、契約日の翌月（契約日が1日の場合は当月）を1ヶ月目とし、24ヶ月目の満了月の翌月1日から末日までが更新月となり、この期間であれば契約解除料なしで解約が可能です。auの「誰でも割」やソフトバンクの「ホワイトプラン」とは異なり、契約期間の起算日が異なるため注意が必要です。

例えば、2011年1月2日に契約した場合、ファミ割MAX50では2011年2月が1ヶ月目となり、2013年2月が更新月です。一方、auの「誰でも割」では2011年1月が1ヶ月目となり、2013年1月が更新月となります。異なるキャリア間では契約期間のカウント方法が違うため、解約の際は注意が必要です。

また、「ファミ割MAX50」は、「いちねん割引」「ひとりでも割50」「継続利用割引」「ハーティ割引」との同時契約はできません。しかし、家族間のiモードメール無料（一部例外あり）や、家族間通話料割引など、ファミリー割引と同様の特典を受けることができます。

2008年4月1日からは、新たな特典として「ファミ割MAX50」または「ファミリー割引」と「ハーティ割引」に加入しているFOMA契約者、そしてドコモ加入から10年以上経過した「ファミリー割引」と「いちねん割引」加入者が、同一ファミリー割引グループ間の国内通話を24時間無料にしました。これは、auの家族間通話無料サービスに対抗する措置として実施されました。ただし、auのサービスでは2年縛りの「誰でも割」加入が必須でしたが、ドコモでは10年以上の加入者は1年縛りの「いちねん割引」でも対象となりました。

さらに、「（新）いちねん割引」「いちねん割引」契約中のユーザーが「ファミ割MAX50」に変更する場合、これらの解約金は発生せず、変更日の翌月を1ヶ月目として新たな24ヶ月契約が開始されます。

また、「ファミ割MAX50」は、2in1のBモードの番号にも適用可能です。

ファミ割MAXの変遷

当初、このサービスは「ファミ割MAX」として提供される予定でした。これは、2年契約で、ファミリー割引グループ内で最も長く利用しているユーザーの割引率を適用するものでした。最長利用者の割引率は「いちねん割引」と「ファミリー割引」の組み合わせで、11年目まで段階的に上昇し、11年目以降は50%になるというものでした。

しかし、auが「誰でも割」という一律50%割引サービスを発表したことを受け、サービス名称と内容が変更され、現在の「ファミ割MAX50」となりました。

ビジネス向けサービス

「ファミ割MAX50」は個人向けサービスですが、法人向けには同様のサービスとして「ビジネスシンプル（ビジネス割50）」と「オフィス割MAX50」が存在しました。「ビジネスシンプル」は2年間の継続利用で基本使用料が50%割引となり、グループ間通話が無料になる法人限定のサービスです。また、法人名義向けの「オフィス割MAX50」も後に開始されましたが、現在は「ビジネスシンプル」が主力となり、「オフィス割MAX50」は新規受付を終了しています。

関連サービスと他社サービス

「ファミ割MAX50」に関連するサービスとして、家族割引サービスやひとりでも割50、DoCoMo2.0などが挙げられます。他社サービスとしては、auの「誰でも割」やソフトバンクモバイルの「家族割引MAX50」などがあります。これらのサービスは、契約期間や割引率、特典内容などが異なるため、注意が必要です。

脚注

関連項目
家族割引サービス
ひとりでも割50
DoCoMo2.0
縛り
オフィス割MAX50
他社の類似サービス
誰でも割 - auの割引。2年契約を前提に1年目から1人でも基本使用料50%割引。
家族割引MAX50 - ソフトバンクモバイルの割引サービス。

外部リンク

ファミ割MAX50 (@ymobileOfficial) - X（旧Twitter）
* カスタマーサービス担当 (@ymobile_Care) - X（旧Twitter）

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