ファミ通DS+Wii

ファミ通DS+Wii

『ファミ通DS+Wii』は、カドカワが発行する任天堂関連の雑誌です。本誌は『週刊ファミ通』の姉妹誌として登場し、初めて世に出たのは1999年の『ファミ通64+』でした。発行元であるエンターブレインは、任天堂の新ハードに合わせて雑誌名や内容の更新を行い、任天堂ファンの支持を受け続けました。

沿革の概要

初代の名『ファミ通64+』は、1999年に創刊され、主にインタビューや攻略、新作紹介がメインでした。その後、2001年にゲームボーイアドバンスの登場に合わせて『ファミ通64+アドバンス』へと変わりました。この頃からイラストコーナーを導入するなど、様々な改革を行いました。

さらに、同年9月にはゲームキューブの発売に伴い『ファミ通キューブ+アドバンス』へと改題され、マンガ連載が増え、大人から子供まで楽しめる内容に進化しました。

2006年には『ファミ通DS+キューブ＆アドバンス』になり、ニンテンドーDSやWiiの話題が中心となりました。そして、2006年12月からは正式に『ファミ通DS+Wii』となり、以降10年間にわたり、任天堂ハードの情報を発信し続けました。

特色とコーナー

本誌の特徴として、子供向けの親しみやすい内容を大切にし、イラストや投稿コーナーを充実させてきました。主なコーナーには「ゲームランキング」や「イラストギャラクシー」、読者からの投稿を扱う「おたより倶楽部」などがあります。また、特別企画として『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のサウンドトラックが付録となったこともあります。

ページ数の変遷

発行当初、ページ数は200ページ前後ありましたが、時が進むにつれ徐々に減少しました。特に2016年には最終号のため、ページ数は32ページまで減少しました。この間、誌面改革の一環として総合的に内容が見直され、より多くの読者層に向けてアプローチを続けました。

主な連載漫画

また、2006年の『ファミ2コミック』の創刊によって、様々なゲームをテーマにした漫画が連載され、大きな人気を博しました。著名な作品には『星のカービィ』や『太鼓の達人』などがあり、幅広い読者に楽しんでもらいました。

終焉とその後

2016年には創刊200号を迎え、記念号が発行されましたが、同年の発行ペースが変わり月刊発行が終了しました。2017年にニンテンドースイッチが登場しましたが、『ファミ通DS+Wii』の復活は叶いませんでした。このようにして、長い歴史を持つ本誌は、多くのファンの記憶の中に残っています。

最後に

『ファミ通DS+Wii』は、任天堂ハードの魅力を広め続けてきた雑誌であり、その多様な内容やこだわりは、幅広い世代に愛される結果をもたらしました。今後も、任天堂の新しい冒険と共に、これまでの伝統がどのように続いていくのか期待されます。

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