ファルマー・スタジアム

ファルマー・スタジアムについて

ファルマー・スタジアム（Falmer Stadium）は、イングランドのイースト・サセックス州、ファルマーに位置する多目的スタジアムです。主にブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCのホームグラウンドとして利用されていますが、他にもさまざまなスポーツイベントやコンサートが開催されています。スタジアムはアメリカン・エキスプレスが命名権を取得したことから、公式には「ザ・アメリカン・エキスプレス・コミュニティスタジアム」とも呼ばれています。

スタジアムの概要

収容人数は30,750人で、これはサセックス州で最大の収容能力を誇っています。スタジアム名の「ファルマー」は、近隣の村に由来しています。ファルマー・スタジアムは、ブライトンがこれまで使用してきたホームスタジアムの中で4番目となり、これには以前のゴールドストーン・グラウンドや、1997年からのプリーストフィールド、ウィズディーン・スタジアムが含まれます。スタジアムは2011年に公式にブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCの本拠地として使用されるようになりました。

このスタジアムは、特徴的な設計となっており、メインスタンドである西スタンドは他の3つのスタンドとは異なり3層構造です。VIPルームが14部屋設けられており、スタジアム全体の約30%にあたる11,833人を収容できます。また、サッカーのリーグ戦やカップ戦においては、南スタンドの10%の席がアウェイサポーターに割り当てられる仕組みになっています。

多様な利用方法

ファルマー・スタジアムはサッカーだけでなく、ラグビーやホッケーなどのスポーツイベントにも対応しており、コンサートや会議など、幅広い用途で使用される場所となっています。そのため、地方のコミュニティ活動から大規模な国際イベントに至るまで、多様なニーズに応えることができます。

主なイベント

サッカー

このスタジアムでは、2022年に開催されたUEFA欧州女子選手権の試合も実施されるなど、国際的なサッカーイベントが行われています。

ラグビー

特に注目すべきは、ファルマー・スタジアムが2015年のラグビーワールドカップの会場の一つであった点です。9月19日には、グループBの開幕戦として、南アフリカ代表と日本代表の試合が行われました。日本が34-32で勝利を収めたこの試合は、“ブライトンの奇跡”と称され、ラグビーワールドカップ史上最大の番狂わせとも言われました。

まとめ

ファルマー・スタジアムは、その歴史的・文化的な重要性を踏まえ、地域のシンボルとして不可欠な存在です。サッカー、ラグビー、コンサートなどさまざまなイベントが行われており、今後も多くの観客を魅了し続けるでしょう。

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