ファ見る!

『ファ見る!』の概略と内容

『ファ見る!』は、CS・ファミリー劇場が制作・放送した番組で、2007年8月から2010年8月までの約3年間、視聴者に親しまれました。この番組は、かつての『ファミナビ』と同じような形式で構成されており、注目の番組を視聴者にお知らせすることを目的としています。特に2009年の10月からはHD放送にも対応し、より鮮明な映像で楽しむことが可能になりました。

番組の流れ

この番組では、特命リサーチャーの別府あゆみが主要なMCを務めており、彼女は毎月異なるゲスト声優が演じるエージェントたちと会話をしながら進行していきます。特に、ゲスト声優の出演するキャラクターのシルエットが画面に表示され、そのキャラクターの特徴的な喋り方で別府とやりとりするという独特のスタイルが視聴者の興味を引きました。

番組の最後には、別府が「放送決定!」と言って、特別なボタンを押す演出があり、これも視聴者に親しまれたポイントの一つです。

出演者とゲスト

番組には、別府あゆみを中心に全身黒タイツ姿の「諜報員の部下V3」、ナレーターの平井誠一が関与していました。年度ごとにさまざまな声優がゲストとして出演し、特に有名なキャラクターを演じる声優たちが豪華に登場することが多く、ファンにとっても楽しみな要素でした。以下に、代表的な声優とその演じたキャラクターの一部を記します。

• - 2007年8月: 古谷徹 - アムロ・レイ（機動戦士ガンダム）
• - 2007年9月: 野沢雅子 - 孫悟空（ドラゴンボール）
• - 2008年5月: 日髙のり子 - 浅倉南（タッチ）
• - 2009年2月: 池田秀一 - シャア・アズナブル（機動戦士ガンダム）
• - 2010年1月: 神代知衣 - 御坊茶魔（おぼっちゃまくん）

特に、2010年6月には、人気声優たちが集まるスタジオイベントも行われ、様々な番組の宣伝を行いました。これらのゲストや特別企画により、視聴者との親密感を高める工夫が随所に見られました。

特別企画と総集編

番組の周年ごとに特別な企画も行われました。2008年8月には、番組開始から1周年を迎え、『ファ見る!1周年・あゆみの事件簿』という特別ドラマが放送され、別府あゆみが主人公として様々な事件に挑む姿が描かれました。また、その年の総集編では、彼女の1年間の活躍を評価されるセクションが設けられ、ファミリー劇場の人気キャラクターたちが査定役をつとめるユーモアたっぷりの企画が行われました。

番組の終了と後継番組

2010年8月まで続いた『ファ見る!』は、視聴者に多くの楽しみを提供した後、終了を迎えます。後継番組としては、月ごとに一押しの番組を紹介する『ファミ缶!』や、山田五郎が司会を務める『山田五郎のだべり喫茶』がスタートしました。

『ファ見る!』は、放送当時、多くのファンに親しまれた番組であり、今もなおファミリー劇場の歴史の一部として記憶されています。

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