フィル・ゴセリン

フィリップ・ゴセリン：多才な内野手が歩んだメジャーの軌跡

フィリップ・デビッド・ゴセリン（Philip David Gosselin, 1988年10月3日 - ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身のプロ野球選手です。右投右打の内野手として、メジャーリーグ（MLB）で複数の球団に在籍しました。愛称は「グース」で、フランス系アメリカ人というルーツを持ちます。

プロ入りからブレーブス時代

2010年のMLBドラフト5巡目（全体164位）でアトランタ・ブレーブスから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。マイナーリーグでの着実な成長を経て、2013年8月にはメジャーデビューを果たします。当初は出場機会に恵まれませんでしたが、2014年には46試合に出場し、打率.266を記録しました。しかし、2015年は怪我に苦しみ、シーズン途中にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへトレードとなります。

ダイヤモンドバックス、パイレーツ、レンジャーズ時代

ダイヤモンドバックスでは、代打として両リーグ最多となる80試合に出場するなど、ユーティリティプレイヤーとしての地位を確立しました。その後、ピッツバーグ・パイレーツ、テキサス・レンジャーズと渡り歩き、様々な役割をこなしました。

レッズ、そして再びブレーブスへ

2017年オフにシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、2018年はメジャーで開幕を迎えます。しかし、同年途中にウェイバー公示を経て、古巣アトランタ・ブレーブスへ復帰。AAA級でプレーした後、FAとなりました。

フィリーズ、エンゼルスでの活躍

2018年オフにはフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約。2019年にはメジャー契約を勝ち取り、再びメジャーの舞台へ。2020年オフにFAとなると、2021年にはロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結びました。エンゼルスでは、マイク・トラウトやアンソニー・レンドンの故障離脱に伴い、代替要員として活躍しました。

ブレーブスへの再々復帰、そしてエンゼルスへ

2022年には、再びブレーブスとマイナー契約を結び、メジャー契約も果たしますが、再びDFAとなります。その後、ウェイバー公示を経てエンゼルスへ移籍しましたが、同年中に自由契約となりました。

プレースタイル

ゴセリンは、内野の複数のポジションをこなせるユーティリティプレイヤーです。打撃では、アベレージヒッターとしての能力を持ち、状況に応じたバッティングが可能です。また、俊足を生かした走塁も魅力です。

年度別打撃成績

（省略）

背番号

59（2013年）
15（2014年、2015年途中 - 2016年、2022年 - 同年7月10日）
11（2015年 - 同年途中）
17（2017年 - 同年8月11日）
23（2017年8月19日 - 同年終了）
46（2018年）
9（2019年）
8（2020年）
13（2021年）
14（2022年7月22日 - 8月24日）

結論

フィリップ・ゴセリンは、MLBで様々な球団を渡り歩き、ユーティリティプレイヤーとしてチームに貢献した選手です。その多才さと献身的な姿勢は、多くのファンに愛されました。彼の今後の活躍にも期待しましょう。

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