フィル・メイトン

フィリップ・ルイス・メイトン3世について

フィリップ・ルイス・メイトン3世（Phillip Louis Maton III）は、1993年3月25日にアメリカ合衆国ケンタッキー州マクラッケン郡パデューカに誕生したプロ野球選手で、現在はニューヨーク・メッツに所属しています。彼は右投げ右打ちの投手であり、その巧みなピッチングスタイルから「スピンレート」としても知られています。また、彼の弟ニック・メイトンもメジャーリーガーとして活躍しています。

経歴

プロ入りとパドレス時代

メイトンは2015年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから20巡目（全体597位）で指名され、プロ入りを果たしました。契約後、彼は傘下のA-級トリシティ・ダストデビルズでプロデビューし、23試合に登板して4勝2敗6セーブ、防御率1.38という素晴らしい成績を残しました。2016年には3つの異なるチーム（A級フォートウェイン・ティンキャップス、A+級レイクエルシノア・ストーム、AA級サンアントニオ・ミッションズ）でプレーし、合計38試合に登板して5勝3敗11セーブ、防御率1.74、78奪三振を記録しました。

2017年にはAAA級エルパソ・チワワズからメジャーリーグに昇格し、6月11日にカンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビューを果たしました。この年は46試合に登板し、3勝2敗1セーブ、防御率4.19、46奪三振を達成しました。

インディアンス時代

2019年7月12日、メイトンはクリーブランド・インディアンスにトレードされました。この年は2チームで合計30試合に登板し、防御率6.14、27奪三振を記録しました。2020年には23試合に登板し、3勝3敗、防御率4.57をマークしました。

アストロズ時代

2021年7月30日、メイトンはヒューストン・アストロズに移籍しました。この年は全体で65試合に登板し、6勝0敗、防御率4.73、85奪三振を記録しました。2022年には67試合に登板し、防御率3.84と好成績を残したものの、弟との対戦や怪我が影響し、ポストシーズンには出場できませんでした。

レイズ時代

2024年2月14日、タンパベイ・レイズと1年625万ドルの契約を結びました。レイズでは40試合に登板し、防御率4.58という成績を残しました。

メッツ時代

2024年7月9日、彼は金銭トレードでニューヨーク・メッツに移籍しました。メッツでの新たな挑戦に期待が寄せられています。

投球スタイル

メイトンの投球スタイルは、フォーシームを高めに、カーブを低めに投げ分ける点が特徴です。フォーシームは強烈なバックスピンがかかっており、そのため打者にとって想像以上の威力を持っています。ただし、走者を背負うと制球力が甘くなると指摘されており、この点の改善が今後の課題とされています。

詳細情報

2023年のシーズン終了時点での彼の成績や詳細情報は、MLBや各種統計サイトで確認できます。背番号は88をつけています。

メイトンはこれまでの経験を活かし、今後もプロ野球の舞台でさらなる活躍が期待されています。彼のプレースタイルと共に、彼のキャリアの進展を見守ることは、ファンにとって非常に楽しみであることでしょう。

もう一度検索