フェデックス・フォーラム

フェデックス・フォーラム (FedExForum)

フェデックス・フォーラムは、アメリカ・テネシー州メンフィスの中心街にある屋内競技施設で、主にプロバスケットボールや大学スポーツ、さまざまなエンターテインメントイベントが行われる場所です。この施設は、NBAのメンフィス・グリズリーズや、NCAAのメンフィス大学タイガースのホームとして知られています。

概要

フェデックス・フォーラムは、2004年9月にメンフィス市の計画に基づいて完成されました。その設計を手掛けたのはエラーブ・ベケットという建築家です。この競技施設の名前は、メンフィスに本社を持つ貨物航空会社フェデックスから取得されたネーミングライツによって付けられました。

施設の収容人数は約19,000席で、特にコートサイドには1,000席も設けられています。バスケットボールのゲームにおいては、観客が試合を楽しむための工夫がなされています。その一環として、ショットクロックは透明なデザインが採用されており、観客の視界を妨げず、ゲームの進行状況を視覚的に把握しやすくしています。このショットクロックのデザインは、ニュージャージー・ネッツのファンからの意見を受けて NBAコミッショナーのデビッド・スターンが推進したもので、フェデックス・フォーラムで初めて実施されました。

イベントとアリーナ

フェデックス・フォーラムでは、バスケットボールのほかにも多岐にわたるイベントが開催されており、2007年にはWWEの特別イベントである「アンフォギブン」が開催されました。このように、スポーツ以外のエンターテインメントも楽しめるアリーナとして、多くの観客を魅了しています。

さらに、フェデックス・フォーラムでは定期的にコンサートやショーなどの文化イベントも実施されており、多くのアーティストがこの場でパフォーマンスを行っています。また、アリーナは地域のコミュニティ活動やイベントにも利用されており、メンフィスにおける重要な集会の場となっています。

フェデックス・フォーラムは、バスケットボールの試合を観戦するだけでなく、様々な体験ができる場として、訪れる人々に新しい思い出を提供し続けています。施設の充実した設備と多彩なイベントは、メンフィスの魅力の一部として今後も多くの人々を惹きつけていくことでしょう。

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