フェリックス・ドゥブロン

フェリックス・アントニオ・ドゥブロンのプロフィール

フェリックス・アントニオ・ドゥブロンは1987年にベネズエラのカラボボ州プエルト・カベージョで生まれたプロ野球選手で、ポジションは投手です。彼は左投げ左打ちで、現在はメキシカンリーグに所属するユカタン・ライオンズでプレーしています。さらに、CPBLでは「飛利士」という名前でも知られています。

経歴

プロ入りとレッドソックス時代

ドゥブロンは2005年にボストン・レッドソックスに入団しました。彼のメジャーデビューは2010年6月18日で、ロサンゼルス・ドジャース戦で初先発を飾り、初勝利を収めます。2012年には開幕ローテーションに名を連ね、前半戦は絶好調をキープ。特に7月18日のホワイトソックス戦ではシーズン10勝を達成しましたが、後半は勝利が伸び悩み、投球回数に対して奪三振は多く記録しました。
2013年には背番号を61から22に変更し、春季キャンプでは左肩に異常を訴えました。2014年にはレッドソックスと1年契約を結ぶも、17試合への登板で成績は2勝4敗、防御率は6.07に終わります。他にも、車のドアに左肩をぶつけ負傷するなど、厳しい時期が続きました。

カブス時代

2014年7月30日、ドゥブロンはシカゴ・カブスにトレードされますが、怪我のため故障者リストに入ったこともあり、思うようなパフォーマンスは出来ませんでした。2015年には球団との年俸調停を回避し、1年契約で再契約を結ぶも、シーズン中に自由契約となります。

ブルージェイズ時代

2015年4月、彼はトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、7月にはメジャー契約を交わします。その後5試合に登板しましたが、成績は1勝1敗、防御率4.76という不本意な結果に終わりました。7月29日にはDFAとなり、新たなチームへの移籍が決定しました。

アスレチックス時代

ドゥブロンは同年7月31日にオークランド・アスレチックスへ金銭トレードされ、先発とリリーフで登板を重ねましたが、防御率は5.81と低迷。結局、シーズンオフには40人枠から外れる形でAAAに所属し、その後FAとなりました。

ジャイアンツ時代

2017年、彼はKBOリーグのロッテ・ジャイアンツと契約します。このシーズンでは6勝を上げるも、9月にはウェーバー公示によりチームを退団しました。

メキシカンリーグ時代

2019年にはメキシカンリーグのプエブラ・パロッツと契約しますが、開幕からの5試合で24失点。5月にはFAとなり、その後サルティーヨ・サラペメーカーズと契約しました。また、オフにはWBSCプレミア12のベネズエラ代表に選出されました。
2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響で中止となり、一切の試合出場がなかったため、彼にとって厳しい1年となりました。

2020年12月、ドゥブロンはCPBLの統一ライオンズと契約し、2021年には14試合に登板し7勝3敗、防御率3.42の成績を残しましたが、外国人枠の関係で退団。その後、2022年にはサラペメーカーズに復帰し、2023年にはユカタン・ライオンズでプレーを続けています。

詳細情報

ドゥブロンは、様々なチームで経験を積みながら成長を続ける投手です。彼のキャリアは多くの挑戦と変化に満ちており、今後の活躍にも注目が集まります。

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