フェリーきたきゅうしゅうII

フェリーきたきゅうしゅうII: 名門大洋フェリーの誇る新世代フェリー

フェリーきたきゅうしゅうIIは、名門大洋フェリーが誇る新しい航路の一環として、大阪南港と新門司港の間を結ぶ重要な役割を担っています。この船は三菱重工業の下関造船所で建造され、2015年11月29日に就航しました。きたきゅうしゅうIIの就航により、前任のフェリーきたきゅうしゅうは引退し、海外に売却されました。

最新技術の採用による効率性

このフェリーは、2基のエンジンとアジマススラスターを組み合わせたハイブリッド推進システムを採用しており、向上した燃費性能を誇ります。また、三菱空気潤滑システム（MALS）も装備されており、これにより船体抵抗が低減され、航行の効率性が劇的に向上しました。さらに、国内のフェリーとして初めて、車両甲板に電気自動車の充電設備が設けられており、最大10台まで充電可能です。

船内デザインと客室

船内のデザインは「クールトーン」をコンセプトにしており、北九州と京阪神の都市をイメージした優雅で落ち着いた雰囲気を醸し出しています。また、バリアフリーに配慮した設計がなされており、エントランスと同じ階に乗用車設置スペースが設けられているため、乗客はスムーズにアクセスできます。利用者のニーズに対応するため、ツーリスト定員は先代の96名から380名に増加しました。その一方で、エコノミー席は40名のみとなっています。

客室は多彩な選択肢があり、スイート（和洋室）、スイート（洋室）、デラックス、ファーストクラスの各タイプがあり、特にファーストクラスにはレディースルームも用意されています。これは利用客の多様なニーズに応えるための配慮です。

充実した船内設備

船内には多くのパブリックスペースや供食・物販設備が整っており、利用者は快適に過ごせます。具体的には、案内所、エントランス、プロムナード、展望ラウンジ、展望レストラン、売店、自販機コーナーなどがあり、旅行中の必需品が揃っています。また、入浴設備としては展望浴室（大浴場）やシャワールームも完備されており、旅の疲れを癒すことができます。

その他にも、テレビラウンジやゲームコーナー、コインロッカー、喫煙室など、多彩な設備が整い、利用者にとって快適で楽しい時間を提供します。

情報へのアクセス

詳細情報は名門大洋フェリーの公式サイトやMarineTraffic.comで確認することができます。これにより、リアルタイムでフェリーの運行情報も把握でき、安心して利用することが可能です。

この新しい時代のフェリー、きたきゅうしゅうIIを利用することで、より快適で便利な海上旅を体験することができるでしょう。

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