フェリーしらしま

フェリーしらしま：隠岐の島への旅を彩る鬼太郎フェリー

フェリーしらしまは、隠岐汽船が運航するフェリーで、島根県の隠岐諸島への航路を担っています。1995年3月に三菱重工業下関造船所で建造され、就航を開始しました。

鬼太郎フェリーとしての魅力

フェリーしらしまの最大の特徴は、その愛らしい外観です。水木しげるロードの隠岐への延長を記念して、船体側面にはゲゲゲの鬼太郎のキャラクターたちが描かれています。このため、「鬼太郎フェリー」という愛称で広く親しまれており、子供から大人まで多くの人に親しまれています。

鬼太郎割でお得な旅を

隠岐汽船では、「鬼太郎フェリー」の利用を条件としたお得な企画商品「鬼太郎割」を販売しています。これは、車1台とドライバーの往復運賃がセットになった割引プランで、マイカーで隠岐を訪れる方には大変お得です。詳細は、隠岐汽船の公式サイトでご確認ください。

隠岐フリー自動車航送切符で島内巡りも満喫

さらに、隠岐汽船では「隠岐フリー自動車航送切符」という企画商品も提供しています。この切符は、本土～隠岐諸島間のフェリー往復乗用車航送料金に加え、島前（知夫里島、西ノ島、中ノ島）と島後（隠岐の島）を結ぶ隠岐汽船のフェリー、さらには隠岐観光が運行する内航船「どうぜん」にも乗り放題となる、大変お得な切符です。島前と島後を車で自由に移動したい方には、特におすすめです。

航路

フェリーしらしまは、隠岐航路を運航しており、以下の港を結んでいます。

西郷港（島後島）
菱浦港（中ノ島）
別府港（西ノ島）
来居港（知夫里島）
境港（本土）

島後の西郷港を起点に、本土の境港まで1日1往復しています。復路の来居港は、冬期のドック期間中のみ寄港します。フェリーしらしまのドック期間中は、フェリーくにがが代船として運航されます。

船体と船内

フェリーしらしまの船体は4層構造で、上層から航海船橋甲板、2層の船室、車両甲板となっています。車両甲板の船首と船尾にはランプウェイが装備されており、車両の乗降がスムーズに行えます。

船内には、案内所、エントランス、多目的ホール（定員50名）、売店、自動販売機、ゲームコーナーなどのパブリックスペースが設けられており、快適な船旅を楽しめます。

過去の事故・インシデント

フェリーしらしまは、過去に2件の事故・インシデントを経験しています。

2003年2月24日：左舷減速機からの異音と振動が発生し、減速機歯車の折損が確認されました。
* 2010年5月26日：西ノ島の別府港に着岸する際、突風により岸壁に衝突しました。

これらの事故を教訓に、安全対策の強化が図られています。

フェリーしらしまは、隠岐の島々へのアクセスを支える重要な交通手段であると同時に、鬼太郎のキャラクターが描かれた親しみやすいフェリーとして、多くの人々に愛されています。お得な切符を利用して、隠岐の島々への船旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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