西郷港

西郷港

西郷港は、島根県隠岐郡隠岐の島町（旧西郷町）に位置する日本の重要な港湾です。島根県が港湾管理者となっています。隠岐諸島の島後と本土を結ぶ重要な役割を担っており、人や物の往来を支える玄関口としての機能を有しています。

また、漁港漁場整備法に基づき、第3種漁港にも指定されており、漁業の拠点としての側面も持ち合わせています。

港一帯は2016年8月6日にみなとオアシスとして登録され、「風待ち西郷・みなとオアシス」として親しまれています。フェリーターミナルがその代表的な施設であり、観光拠点としての役割も果たしています。

歴史

西郷港は、18世紀頃から北前船の風待ちや補給港として栄え、賑わいを見せていました。近代に入り、1943年には七類港との間に定期航路が開設され、人々の往来がより活発になりました。

1953年7月10日：港湾区域が認可されました。
1959年6月11日：重要港湾に指定され、本格的な整備が進められることになりました。
1983年：旅客ターミナルビルが完成し、利便性が向上しました。
1999年：港湾改修事業が開始され、2012年度に完成予定で進められました。
2010年：フェリー岸壁の耐震強化およびターミナルビルの増築改修工事が完了し、安全性と快適性が向上しました。

航路

隠岐汽船が、本土と島前各島へのフェリーと高速船を運航しています。これにより、隠岐諸島へのアクセスが容易になっています。

本土方面

七類港（松江市）
境港（境港市）

1998年から2005年までは、加賀港（松江市島根町）にも高速船が寄港していました。

島前方面

西ノ島・別府港（西ノ島町）
中ノ島・菱浦港（海士町）
知夫里島・来居港（知夫村）

港周辺

西郷港の周辺には、観光や生活に必要な様々な施設が集まっています。

隠岐島後観光協会：観光情報の収集に便利です。
隠岐の島町役場：行政の中心。
隠岐支庁：県の出先機関。
隠岐の島警察署：地域の安全を守っています。
松江地方裁判所西郷支部：司法機関。
隠岐の島町立西郷小学校：地域の教育を担っています。
隠岐の島町運動公園：スポーツやレクリエーションの場。
隠岐モーモードーム：多目的施設。
隠岐国分寺：歴史的な観光スポット。

空港へのアクセス

隠岐空港へは、隠岐一畑交通の路線バスで約15分でアクセスできます。

関連項目

隠岐の島ウルトラマラソン：隠岐の島を舞台に開催されるウルトラマラソン大会。

外部リンク

重要港湾 西郷港（島根県）：島根県による西郷港の紹介ページ。
隠岐汽船：隠岐諸島への航路を運航する海運会社。
* 風待ち西郷・みなとオアシス：みなとオアシスの紹介ページ。

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