フェルナンド・ナバーロ

フェルナンド・ナバーロ・コルバチョ



フェルナンド・ナバーロ・コルバチョ（Fernando Navarro Corbacho）は、1982年6月25日生まれのスペインの元プロサッカー選手で、主にディフェンダー（左サイドバック）およびミッドフィールダー（左サイドハーフ）ポジションでプレーしていました。彼はバルセロナ出身であり、サッカーキャリアを通じて多くのクラブに所属し、多彩な成果を残しました。

経歴



クラブキャリア


ナバーロはFCバルセロナの下部チームでサッカーを始め、2001年にトップチームデビューを果たしました。デビューからしばらくは出場機会が限られていましたが、2002年11月3日のラシン・サンタンデール戦では、彼の在籍期間中唯一の得点を挙げることができました。ただし、人気選手の後釜としての競争は厳しく、2002年にアトレティコ・マドリードから移籍したセルジ・バルフアンの後を継ぐ期待を背負っていたものの、2003年のジョバンニ・ファン・ブロンクホルストや2004年のシウヴィーニョの加入により出場機会は減少しました。さらには、膝の怪我も彼のキャリアに影響を与えました。

2004年には、アルバセテ・バロンピエに半年間のレンタル移籍を経験。その後、2005年の夏からはRCDマヨルカに1年間のレンタル移籍を果たします。マヨルカで迎えた2005-06シーズンは、彼にとって重要なシーズンで、 2006年夏には完全移籍を実現しました。このクラブでの2年間は、彼のキャリアにおいて非常に充実した時期でした。

2008年には、セビージャFCへの移籍が決まり、移籍金は500万ユーロと報じられています。ここで彼は不動の左サイドバックとしてレギュラーの座を確保し、2008-09シーズンにはチームを3位、翌2009-10シーズンには4位に導き、UEFAチャンピオンズリーグの出場権も獲得しました。残念ながら、この2シーズンで彼は合計26枚のイエローカードを受けることになります。

その後、2015年6月にはデポルティーボ・ラ・コルーニャに移籍し、2018年までそのキャリアを続けました。

代表歴


ナバーロは若き日にスペインのU-17代表として1999年のFIFA U-17世界選手権に出場しました。2008年2月6日にはルイス・アラゴネス監督よりスペイン代表に初めて招集されますが、その試合には出場しませんでした。ただし、UEFA EURO 2008のメンバーに選ばれ、6月4日のアメリカとの親善試合でデビューを果たします。この大会のグループリーグでは、スペインの決勝トーナメント進出が確定した際にギリシャ戦に起用されました。

所属クラブ


- アルバセテ・バロンピエ（レンタル）: 2004年
- RCDマヨルカ（レンタル）: 2005-2006年

タイトル


クラブ



代表



ナバーロはキャリアを通じて多くの成功を収め、特に各クラブで重要な役割を果たしてきました。これらの経験は、彼のサッカー選手としてだけでなく、人間としての成長にも寄与したと言えるでしょう。

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