フォルモサ高速公路

フォルモサ高速公路（福高）について

フォルモサ高速公路（繁体字中国語: 福爾摩沙高速公路、略称：福高）は、台湾の基隆市から屏東県林辺郷に至る、全長約430kmに及ぶ高速道路です。一般には「第二高速公路（二高）」とも呼ばれ、台湾で最も長い高速道路として知られています。行政上の名称は「国道3号」です。

概要

福高は、基隆市の基金インターチェンジを起点とし、台湾西部を南北に縦断しています。1987年に一部区間が開通し、2004年1月11日に全線が開通しました。建設には17年の歳月と4,580億台湾ドルが投じられました。全線に55箇所のインターチェンジ、13箇所のジャンクション、7箇所のサービスエリアが設置されています。

計画段階では、既存の中山高速公路（中山高）に対して「第二高速公路」と命名されました。このため、北部区間が開通した際は「北部第二高速公路（北二高）」、その後、南部・中部区間が開通するとそれぞれ「南二高」「中二高」と呼ばれるようになりました。しかし、行政上の名称は南北縦断道路に奇数番号を付与するという規則に基づき、「国道3号」とされました。これにより、通称と行政名称の混乱が生じたため、2004年1[[1月1日]]に正式名称を「フォルモサ高速公路（福高）」と改称しました。フォルモサは台湾の異名です。

路線と特徴

福高は、基隆市を起点に、新北市、台北市、桃園市、新竹県、新竹市、苗栗県、台中市、彰化県、南投県、雲林県、嘉義県、台南市、高雄市を経由して屏東県に至ります。中山高が都市間の直接的な連絡を目的としたのに対し、福高は郊外の地方発展、土地取得費用の圧縮、周辺都市の利便性向上を目的として、開発が進んでいない農村地帯に建設されました。台中市と彰化県の間では、土地取得の問題から、当初計画の南北方向ではなく東西方向に建設されている点が特徴的です。

制限速度

福高の制限速度は、区間によって異なります。中和IC以北は90km/h、中和ICから土城IC間は100km/h、土城IC以南は110km/hとなっています。

歴史

福高は、台湾の交通網を大きく発展させた重要なプロジェクトです。長年にわたり、台湾の経済成長と地域発展に貢献してきました。

インターチェンジなど

インターチェンジは55箇所、ジャンクションは13箇所、サービスエリアは7箇所存在します。これらの施設は、利用者の利便性向上に大きく貢献しています。

車線と最高速度

車線数は区間によって異なり、最高速度は上記の通りです。

災害

2010年4月25日には、地滑りにより崩壊した土砂が走行中の車両を直撃し、4名が死亡する事故が発生しました（2010年フォルモサ高速公路山崩事件）。

外部リンク

• - 國道高速公路局（繁体字中国語、英語ページ有り）

参考・出典

• - 國道高速公路局公式サイトなどを参照

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