フォー・ルームス

フォー・ルームス（Four Rooms）

1995年製作のアメリカ映画。
大晦日の夜、ロサンゼルスにあるホテルを舞台に、4つの独立した物語が同時進行していくコメディ・オムニバス作品です。各エピソードはそれぞれ異なる監督によって制作され、全体を通して、新米ベルボーイのテッド（演：ティム・ロス）が主人公として登場します。

あらすじ

大晦日の夜、ホテルにやってきた新米ベルボーイのテッドは、次から次へとトラブルに巻き込まれていきます。

第1話：ROOM 321　お客様は魔女

新婚客室である321号室に案内した客は、6人の女性グループ。そのうち5人は魔女であり、40年前に石に変えられた偉大な魔女を蘇らせるため、儀式を行おうとしていました。しかし、儀式に必要な精液が足りないことが判明し、魔女の一人がベルボーイのテッドを誘惑。テッドは儀式に参加させられ、無事儀式は成功。魔女ダイアナが復活します。

第2話：ROOM 404　間違えられた男

パーティー客からの氷の注文を受けたテッドでしたが、手違いで404号室に入ってしまいます。部屋には、銃を突きつける男と椅子に縛られた女性が。テッドは女性の浮気相手と間違えられ、命の危機に晒されます。テッドは必死に誤解を解こうとしますが……。

第3話：ROOM 309　かわいい無法者

大晦日のパーティーに出かける夫婦が、子供たちを309号室に預けていきます。テッドは500ドルを受け取り、子守をすることになりますが、子供たちは想像を絶する悪ガキでした。部屋はめちゃくちゃにされ、売春婦の死体まで発見。テッドは夫婦が帰ってくるまでに何とか事態を収拾しようと奔走しますが、事態は悪化の一途を辿ります。

第4話：ペントハウス　ハリウッドから来た男

散々な勤務初日となったテッドは、ホテルを辞めようとしますが、上司に引き止められ、ペントハウスに宿泊する有名監督チェスター・ラッシュの接客をすることになります。ラッシュはテッドに、あるゲームの執行役を依頼。それは、ジッポライターを10回連続で着火させるというもので、失敗すれば小指を切り落とすという危険なものでした。ゲームが始まり、挑戦者が失敗すると、テッドは躊躇なく小指を切り落とします。報酬を受け取ったテッドは、騒乱の中、ホテルを後にするのでした。

キャスト

テッド：ティム・ロス（田代まさし）
魔女アシーナ：ヴァレリア・ゴリノ（富沢美智恵）
魔女エルスペス：マドンナ（深見梨加）
魔女ジゼベル：サミ・デイヴィス（久川綾）
魔女ライブン：リリ・テイラー（篠原恵美）
魔女イヴァ：アイオン・スカイ（三石琴乃）
シグフリード：デヴィッド・プローヴァル（野沢那智）
アンジェラ：ジェニファー・ビールス（榊原良子）
男：アントニオ・バンデラス（大塚明夫）
妻：タムリン・トミタ（佐々木優子）
チェスター・ラッシュ：クエンティン・タランティーノ（広川太一郎）

関連情報

ヒッチコック劇場 - ロアルド・ダールの『南から来た男』原作「リオから来た男（日本放映時タイトル：指）」が4話のストーリーに影響を与えています。

外部リンク

フォー・ルームス - allcinema
フォー・ルームス - KINENOTE
Four Rooms - オールムービー（英語）
Four Rooms - IMDb（英語）

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