フジテレビ木曜7時枠の連続ドラマ

フジテレビ木曜7時枠の連続ドラマ：半世紀にわたる放送の歴史

フジテレビ系列において、1960年代から2000年代前半にかけて、毎週木曜19時枠で放送されていた連続ドラマ枠は、日本のテレビドラマ史において重要な位置を占めています。この時間帯には、ドラマに加え、アニメやバラエティ番組も放送されており、その内容は時代とともに変化を遂げました。本稿では、このドラマ枠の歴史と特徴を詳細に解説します。

放送開始から中断、そして復活

この枠の最初の作品は、1960年11月から放送開始された『小天狗小太郎』です。当初は日曜19時30分枠からの移動でした。その後、1964年4月には、日曜20時枠から移動してきたアニメ『鉄人28号』（第1作）の放送が開始され、以降はアニメやバラエティ番組が中心となりました。ドラマは断続的に放送されましたが、1973年9月27日に放送された『ロボット刑事』を最後に、長らくドラマ枠としての放送は中断されます。

しかし、系列準キー局である関西テレビでは、1981年10月から1982年3月まで、阪急ドラマシリーズ『事件ですよ!』をこの時間帯に放送していました。これは、この時間帯のドラマ枠が完全に消滅したわけではなく、地方局での独自編成もあったことを示しています。

そして、2007年4月、この時間帯に再びドラマ枠が復活します。復活を飾ったのは、子供にも人気のあるアニメ『まるまるちびまる子ちゃん』です。ただし、『まるまるちびまる子ちゃん』は、それまでの30分枠ではなく、57分枠での放送となりました。この番組は、ドラマとバラエティの要素を融合した複合番組でしたが、便宜上ドラマ枠に分類されています。

各期の放送作品

この木曜7時枠では、様々なジャンルの番組が放送されました。特に初期には、海外ドラマも複数作品放送されています。各期の代表的な作品を以下に示します。

第1期 (1960年 - 1962年):
『小天狗小太郎』: 日曜19時30分枠から移動
『三太物語』

第2期 (1963年):
『ジャングル・ガール』(海外ドラマ)
『キャプテン・ドレーク』(海外ドラマ)
『わんぱく同盟』: 土曜19時30分枠へ移動

第3期 (1966年):
『忍者部隊月光』: 金曜19時枠から移動

第4期 (1968年):
『バンパイヤ』: 土曜19時枠へ移動

第5期 (1970年 - 1971年):
『金メダルへのターン!』: 月曜19時枠から移動、後に月曜19時枠へ再移動

第6期 (1973年):
『ロボット刑事』

第7期 (2007年 - 2008年):
『まるまるちびまる子ちゃん』: 57分枠での放送

まとめ

フジテレビ木曜7時枠の連続ドラマは、長きに渡り放送された枠であり、その歴史はアニメやバラエティ番組の放送も含め、日本のテレビ界の変遷を反映しています。初期の海外ドラマ、そして時代劇や現代劇など、多様なジャンルの番組が放送されてきました。中断期間もありましたが、2007年の復活は、この時間帯への視聴者の期待の大きさを示しています。この枠が放送していた番組は、多くの視聴者に愛され、日本のテレビ文化に大きな影響を与えました。今後、この時間帯にどのような番組が放送されるのか、注目が集まります。

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