フセム・アワール

フセム・アワール

フセム・アワールは1998年6月30日、フランスのリヨンで生まれたサッカー選手です。現在、サウジアラビアのプロリーグに所属するアル・イテハドに在籍し、アルジェリア代表としても活動しています。ポジションはミッドフィールダーです。

経歴

アワールは2009年にオリンピック・リヨンのジュニアチームに入団し、2017年にはトップチームに昇格しました。その年の2月16日、UEFAヨーロッパリーグのAZアルクマール戦でプロデビューを果たしました。デビューシーズンの2017-18シーズンには、44試合に出場し7ゴール6アシストを記録。また、2018-19シーズンでは47試合で7ゴール11アシスト、2019-20シーズンには9ゴール10アシストをマークしました。2021年8月には、クラブの第3キャプテンに就任したことが発表されています。

2023年6月6日、リヨンを退団することが決まり、同年6月11日にASローマに加入することが発表されました。契約期間は2028年6月までの5年間で、背番号は22番でした。8月20日にはセリエA開幕戦のサレルニターナ戦で初出場を果たし、8月26日にはエラス・ヴェローナ戦でセリエA初ゴールを挙げました。その後、2024年7月17日にはアル・イテハドへの移籍が発表され、移籍金は1200万ユーロに達しました。

代表経歴

フランス代表

アワールは2019年11月にフランス代表に招集されましたが、怪我のため参加できませんでした。2020年8月にはUEFAネーションズリーグのスウェーデン戦とクロアチア戦のメンバーに選ばれたものの、COVID-19の検査で陽性反応が確認されたため、チームに合流することができませんでした。その後、10月7日に行われたウクライナ代表との親善試合でフランス代表デビューを果たします。2022 FIFAワールドカップでは、ミッドフィールダーのエンゴロ・カンテやポール・ポグバが怪我で不在となりましたが、アワールは大会メンバーには入らず、出場機会がありませんでした。

アルジェリア代表

2023年3月16日、アワールは自身のInstagramでアルジェリア代表としてプレーする意向を正式に表明しました。5月30日にはアルジェリア代表に初招集され、代表としての新たなキャリアがスタートしました。

人物・エピソード

アワールの両親はアルジェリア出身であり、彼自身もアルジェリアの国籍を持っています。このことは、彼が代表としてアルジェリアを選択した背景となっています。

タイトル

個人の栄誉

• - UEFAチャンピオンズリーグ 年間ベストチーム（スカッドオフザシーズン） 2019-20

フセム・アワールの存在はアルジェリアサッカー界に新たな希望をもたらし、今後の活躍が期待されます。彼のプレーはリヨンだけでなく、ローマ、さらにはアル・イテハドでのパフォーマンスにも注目が集まっています。

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