フランキー・カザリアン

フランキー・カザリアン

フランキー・カザリアン（本名：フランク・ガーデルマン）は、1977年8月4日にカリフォルニア州パームスプリングスで生まれたアルメニア系アメリカ人のプロレスラーです。リングネーム「カザリアン」や「カズ」、さらには覆面選手「スーサイド」としても知られています。彼は、数々の団体で長年にわたりプロレスリングの舞台で活躍してきました。

来歴

カザリアンは1998年にマサチューセッツ州のキラー・コワルスキーのトレーニングスクールでプロレスの基礎を学び、一ヶ月後には早くもリングデビューを果たしました。彼は8ヶ月間そのスクールに通い、その後カリフォルニアに戻り、エンパイア・レスリング・フェデレーションなどのインディー団体でキャリアをスタートさせました。ジョシュ・ギャラクシーとのタッグ「バッド・インフルエンス」が注目を浴び、彼はその後さまざまな団体に参戦しました。

2000年にはUPWに登場し、エボリューションというタッグを結成。2002年、UPWのツアーで来日し、名だたるレスラーとの交流も深めました。2003年にはワールド・レスリング・オールスターズのツアーに参加し、TNA（テナント・ナショナル・アソシエーション）からのオファーも受けました。彼は同年UBWでタッグチーム王座を獲得し、その後もタッグ戦線での成功を収めました。

2004年2月にはPWG王座を奪われたものの、3月にTNAに復帰し、アメージング・レッドとの試合でXディビジョン王座を獲得し、その名声を確立しました。彼はその後もタッグチーム活動を行い、TNAでのキャリアを続けていきましたが、2005年に一度TNAを離れ、WWEと契約を結びました。ところが、WWEでは活躍の場を見つけられず、退団を余儀なくされました。

退団後、カザリアンは再びインディー団体で活動を続け、2006年にはTNAに再契約しました。リングネームをカズに変更し、2008年にはストーリーライン上での解雇後、覆面レスラー「スーサイド」として活動する期間が続きました。しかし、2010年にマスクを脱ぎ再びカザリアンとして復帰し、クリストファー・ダニエルズと「バッド・インフルエンス」を結成し、TNAにおいては2度のタッグチーム王座を獲得する実績を残しました。

2014年に来日した際には、バッド・インフルエンスとしてジュニスタと対戦。2015年には新日本プロレスのWWLに出場し、活躍を続けました。2019年には新団体「オール・エリート・レスリング（AEW）」との契約を結び、今後の活躍に期待が寄せられています。

得意技

フランキー・カザリアンは多彩な技を駆使する選手として知られています。彼のフィニッシュホールドには、エース・オブ・スペード、フェイド・トゥ・ブラックなどがあります。また、サンセット・フリップ・パワーボムやダブルチキンウィング式フェイス・バスターなど、高度な技術を駆使した技も特徴です。これらの技は、相手を瞬時に圧倒する力強さを持っています。

獲得タイトル

プロレスキャリアにおいて、カザリアンは数多くのタイトルを手にしています。AEWでは初代世界タッグ王座、TNAでは5回のXディビジョン王座獲得を含む2回の世界タッグ王座を獲得しました。また、ROHやPWGでも数々の王座を獲得し、アメリカのインディー団体においてもその名声を確立しています。

彼の多彩なキャリアと技は、まだまだ続いており、プロレス界における重要な存在となっています。

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