フランク・シュウィンデル

フランク・ジョセフ・シュウィンデル（Frank Joseph Schwindel、1992年6月29日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州リビングストン出身のプロ野球選手です。内野手として、右投右打でプレーしています。現在は、アトランティックリーグのロングアイランド・ダックスに所属しています。

プロ入りからMLBデビューまで

2013年のMLBドラフトで、カンザスシティ・ロイヤルズから18巡目（全体534位）で指名され、プロの道を歩み始めました。ロイヤルズ傘下のマイナーチームで着実に経験を積み、2018年までプレーしました。

2019年3月28日、シカゴ・ホワイトソックス戦でついにメジャーデビューを果たしました。しかし、同年5月14日にDFAとなり、18日には自由契約となりました。

タイガース、アスレチックスでの挑戦

2019年5月28日、デトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、傘下のAAA級トレド・マッドヘンズなどでプレーしました。オフにはマイナー契約で再契約しましたが、2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されず、公式戦出場はありませんでした。その後、FAとなり、2020年11月18日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結びました。

2021年6月29日にはメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入り。翌日のテキサス・レンジャーズ戦で、コルビー・アラードからメジャー初本塁打を放ちました。しかし、同年7月16日にDFAとなりました。

カブスでの躍進と苦悩

2021年7月18日、ウェイバー公示を経てシカゴ・カブスへ移籍。同年9月2日には、8月のルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞しました。このシーズンは2チームで通算64試合に出場し、打率.326、14本塁打、43打点、OPS.962という好成績を記録し、ルーキー・オブ・ザ・マンスを2度受賞しました。

しかし、2022年は腰の負傷などもあって打撃不振に苦しみ、8月9日に傘下AAA級アイオワ・カブスに降格。同年9月17日にDFAとなりました。このシーズンは75試合に出場し、打率.229、8本塁打、36打点、OPS.635という成績でした。

オリックスでの挑戦と帰国

2023年1月24日、オリックス・バファローズへの入団が発表され、背番号は23に決定しました。4番候補として期待されましたが、20試合の出場で打率は2割を下回り、本塁打は1本にとどまりました。5月19日に出場選手登録を抹消され、その後、一軍に昇格することなく、腰の検査のため7月24日に一時帰国。最終的に出塁率が打率を下回る結果となりました。12月1日に自由契約となりました。

現在

2024年4月12日、独立リーグ・アトランティックリーグのロングアイランド・ダックスへの入団が発表され、新たな挑戦を始めています。

プレースタイルと人物像

速球と高めのコースへの対応に優れる長距離打者として知られています。愛称は「フランキー」、「フランク・ザ・タンク」です。

これまでの経験を活かし、独立リーグでの活躍、そしてその先の舞台を目指して、フランク・シュウィンデルはこれからも野球道を歩んでいくことでしょう。

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