フランク・マーティン

フランク・マーティンは、1995年1月21日生まれ、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のプロボクサーです。彼のボクシングキャリアは、アマチュア時代からその才能を発揮し、プロ転向後も数々の勝利を重ねています。

アマチュア時代

マーティンはアマチュアボクサーとして、数々の大会に出場しました。2015年5月には、ナショナル・ゴールデン・グローブのライトウェルター級(64kg)で準決勝まで進出しましたが、惜しくも敗退しました。しかし、翌年の2016年5月には同大会で再びライトウェルター級(64kg)に出場し、決勝でバージル・オルティス・ジュニアを判定で破り、見事金メダルを獲得しました。その年の12月には、全米選手権の64kg級にも出場しましたが、決勝で敗退し、準優勝に終わりました。

プロ時代

2017年10月7日、マーティンはプロボクサーとしてのキャリアをスタートさせました。デビュー戦では、1回1分40秒KO勝ちという衝撃的な勝利を飾り、プロの世界で華々しいデビューを飾りました。その後も連勝を重ね、着実に力をつけていきました。

2022年12月17日、マーティンはWBA世界ライト級挑戦者決定戦で、同級2位のミシェル・リベラと対戦しました。試合はネバダ州ラスベガスのザ・コスモポリタン内チェルシー・ボール・ルームで行われ、12回を戦い抜いた結果、3-0（120-107、117-110、118-109）の判定勝ちを収め、WBA世界ライト級王者のジャーボンテイ・デービスへの挑戦権を獲得しました。この勝利により、マーティンは世界タイトルへの挑戦を大きく近づけました。

さらに、2023年7月15日には、同じくネバダ州ラスベガスのザ・コスモポリタン内チェルシー・ボール・ルームで、WBC世界ライト級挑戦者決定戦に臨みました。対戦相手は同級8位のアルテム・ハルチュニャンで、この試合も12回3-0（114-113、115-112×2）の判定勝ちを収め、WBC世界ライト級王者のデヴィン・ヘイニーへの挑戦権を獲得しました。この連続する挑戦者決定戦での勝利は、マーティンの実力を証明するものでした。

しかし、2024年6月15日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われたWBA世界ライト級タイトルマッチで、マーティンは現王者のジャーボンテイ・デービスに挑戦しました。試合は8回1分29秒KO負けとなり、マーティンはプロキャリアで初の黒星を喫し、王座獲得はなりませんでした。この試合は、彼のキャリアにとって大きな試練となりましたが、今後の成長への糧となるでしょう。

戦績

フランク・マーティンのプロボクシング戦績は、19戦18勝(12KO)1敗です。彼の今後の活躍が期待されます。

外部リンク

FRANK MARTIN- Premier Boxing Champions
フランク・マーティン (@TheGhost_2016) - X（旧Twitter）
フランク・マーティン (@frankmartin.2016) - Instagram
フランク・マーティンの戦績 - BoxRec（英語）

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