フランク・ライルズ

フランク・ライルズ（Frank Liles、1965年2月14日生まれ）は、アメリカ合衆国出身の元プロボクサーであり、現在はK-1ファイターである武蔵のトレーナーとして知られています。

プロボクシングのキャリア

1988年8月18日にプロボクサーとしてデビューしたライルズは、着実にその実力を開花させていきました。

1994年8月12日、スティーブ・リトルとの対戦で12ラウンド判定の末に勝利し、WBA世界スーパーミドル級王座を獲得しました。この勝利は、ライルズにとってキャリアのハイライトであり、その後の7度の防衛成功によって、彼の王座は不動のものとなりました。

しかし、1999年6月12日、バイロン・ミッチェルとの試合で11ラウンドTKO負けを喫し、惜しくも王座から陥落しました。この敗戦後、ライルズは現役を引退しました。

K-1での活動（トレーナーとして）

プロボクサーとしてのキャリアを終えたライルズは、2003年からK-1ファイターである武蔵のトレーナーとして新たな道を歩み始めました。彼は、武蔵のトレーニングを指導し、その成長をサポートしました。

2007年8月5日、K-1 ASIA GP1回戦での出来事は、ライルズのトレーナーとしての姿勢を象徴しています。パク・ヨンスが失神した際に、武蔵がさらに追い討ちをかけようとしたのに対し、ライルズは武蔵の頬を張って制止しました。この行動は、勝つこと以上にスポーツマンシップを重んじるライルズの信念を示すものでした。

獲得タイトル

ライルズは、プロボクシングだけでなく、アマチュアボクシングでも数々のタイトルを獲得しています。

1985年：ナショナル・ゴールデン・グローブウェルター級 銅メダル
1986年：ナショナル・ゴールデン・グローブウェルター級 金メダル
1987年：Runner-upアメリカアマチュアボクシング選手権ウェルター級 金メダル
1987年：パンアメリカン競技大会ライトミドル級 銅メダル
1987年：アメリカアマチュアボクシング選手権ライトミドル級 金メダル

これらの実績は、ライルズがアマチュア時代から才能を発揮していたことを物語っています。

プロボクシング

NABF北米スーパーミドル級王座
WBA世界スーパーミドル級王座（防衛7度）

関連事項

男子ボクサー一覧
世界ボクシング協会(WBA)世界王者一覧

外部リンク

フランク・ライルズの戦績 - BoxRec（英語）

もう一度検索