フリントストーン/モダン石器時代

映画『フリントストーン/モダン石器時代』の概要

『フリントストーン/モダン石器時代』は、1994年にアメリカで公開された実写映画で、アニメシリーズ『原始家族フリントストーン』を元にしています。ブライアン・レヴァントが監督を務め、ユニバーサル・ピクチャーズとアンブリン・エンターテインメントによって制作されました。興行的には成功を収めましたが、批評家からの評価はあまり良好ではありませんでした。

あらすじ

この映画の舞台は、ベッドロックシティにある採石会社「スレート社」です。主人公のフレッド・フリントストーン（ジョン・グッドマン）は、義母のパールに口うるさくされる毎日を送っており、彼女を見返そうと新重役の昇進試験を受けます。結果は見事合格し、副社長に就任します。フレッドは高収入と華やかな生活に浮かれますが、その背後には思わぬ陰謀が隠されています。

キャスト

映画には豪華なキャストが揃っています。フレッドを演じるジョン・グッドマンの他にも、バーニー役のリック・モラニス、ウィルマ役のエリザベス・パーキンスなど多彩な面々が登場します。エリザベス・テイラーがウィルマの母親を演じるなど、実力派俳優たちが名を連ねています。アニメ版の声優陣も一部参加しており、特にディノの声を担当したメル・ブランクの存在は原作ファンにとって特別なものです。

制作エピソード

製作にあたっては、クリーチャー・エフェクトが重要な役割を果たしました。ジム・ヘンソンズ・クリーチャーショップが手がけた多くのアニマトロニクスが使用され、特にブロントサウルスを用いたクレーンは映画の象徴的な存在となりました。この巨大なアニマトロニクスは、数ヶ月をかけて制作され、映像の中でリアルに動く姿が観客を魅了しました。

批評と興行成績

映画の評価は残念ながら厳しく、Rotten Tomatoesでは18%の良好なレビューしか得られませんでした。一方、興行成績は好調で、北米での売上は1億3000万ドルを超え、世界全体では約3億4000万ドルに達しました。DVDでも人気を集め、NetflixによるとレンタルDVD史上で上位に名を連ねています。

受賞歴とその後

この映画には多くの批評を受ける一方で、小さな成功も隠されています。主題歌を担当したB-52'sの楽曲は広く知られ、続編『フリントストーン2/ビバ・ロック・ベガス』も製作され、多くのファンに愛され続けています。製作陣の努力と俳優陣のパフォーマンスによって、作品はアニメから実写への橋渡し役となり、後年にわたり親しまれる作品となりました。

もう一度検索