フリードル・オリヴィエー

フリードル・オリヴィエー（Friedle Olivier）

フリードル・オリヴィエーは、1992年5月27日に南アフリカ共和国で生まれたラグビーユニオン選手です。主にフォワードとしてプレイし、母国南アフリカ、ロシアでのプロキャリアを経て、現在は日本のジャパンラグビーリーグワンに所属する三菱重工相模原ダイナボアーズで活躍しています。

彼のラグビーキャリアは、若くしてその才能を示しました。2010年には、U18ファルコンズの一員として、自身初のU18州代表に選出され、将来を嘱望される存在となります。高校卒業後もラグビーの道を進み、ファルコンズのユースチームへと加わりました。2011年にはU19ファルコンズとしてU19州選手権に出場し、翌2012年にはU21州選手権でU21ファルコンズとしてプレイするなど、各世代別カテゴリーで経験を積んでいきました。

シニアキャリアの始まりは2013年、ファルコンズのトップチームに昇格した年です。この年、ボーダコムカップ（Vodacom Cup）でシニアレベルでのデビューを飾ります。その後もチームの中心選手として活躍し、2015年には南アフリカ国内最高峰の大会の一つであるカリーカップの1部リーグへの出場も果たしました。ファルコンズには7年間在籍し、この間に88試合に出場して33トライを記録。トライ数の多さは、彼の得点能力の高さを示しています。

2020年、オリヴィエーは海外挑戦を選び、ロシアのラグビーチーム、エニセイSTMへと移籍します。この移籍は、彼のキャリアにおける新たな局面を開きました。ロシアでは2シーズンにわたってプレイし、その期間中に30試合に出場し、驚異的な23トライを記録。ここでもトライゲッターとしての能力を発揮し、ヨーロッパの舞台でも通用することを証明しました。

ロシアでの挑戦を終えた後、オリヴィエーは母国南アフリカへ帰還し、2022年に強豪チームであるチーターズに加入します。チーターズでは、再び国内トップレベルの試合に身を置き、その経験と実力をチームに還元しました。そして2023年には、フリーステイト・チーターズの一員として、カリーカップで見事優勝を飾るという大きな成功を収めました。これは彼のキャリアにおける重要なマイルストーンとなりました。

そして2025年、オリヴィエーは再び新たな環境に活躍の場を求めます。同年3月26日、日本のプロラグビーリーグであるジャパンラグビーリーグワンに参戦する三菱重工相模原ダイナボアーズが、彼の加入を発表しました。日本のファンにとって待望のデビューは、発表からわずか3日後の3月29日に実現します。この日行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONE第13節の交流戦、スピアーズ船橋・東京ベイ戦に先発メンバーとして名を連ね、リーグワンでの公式戦初出場を果たしました。南アフリカ、ロシア、そして日本と、国際的なキャリアを築いているフリードル・オリヴィエーの今後の活躍に注目が集まっています。

関連項目

三菱重工相模原ダイナボアーズ
チーターズ (ラグビー)
フリーステイト・チーターズ
エニセイSTM
ファルコンズ

外部リンク

三菱重工相模原ダイナボアーズ 選手・スタッフ (リンクは仮定です。実際には提供されたリンクを参考にしてください)
* Friedle OLIVIER - All Rugby (リンクは仮定です。実際には提供されたリンクを参考にしてください)

もう一度検索