フレッチャー・コックス

フレッチャー・コックスについて

フレッチャー・コックス（Fletcher Cox）は、1990年12月13日にミシシッピ州ヤズーシティで生まれた元プロアメリカンフットボール選手で、主にディフェンシブタックルのポジションで活躍しました。彼はプロキャリアの全てをフィラデルフィア・イーグルスで過ごし、その成績からフランチャイズ・プレイヤーとしてチームに貢献しました。

経歴

大学時代

フレッチャー・コックスはミシシッピ州立大学でアメリカンフットボールをプレーしました。4-3ディフェンスを採用し、2011年には目覚ましい活躍を見せました。この年、彼は5サックと14.5ロスタックルを記録し、サウスイースト・コースト・カンファレンスのファーストチームに選出されています。また、プロフットボール・ウィークリーによってオールアメリカンに選出されたことも、彼の才能の証明でした。さらに、ドラフト前のコンバインでは、40ヤード走で4秒79を記録し、ディフェンシブタックルの選手としては最高の成績を収めました。

NFLキャリア

2012年のNFLドラフトで、フィラデルフィア・イーグルスはコックスを全体12位で指名しました。このことは、ミシシッピ州立大学の選手として、1983年のマイケル・ハディックス以来の高順位での指名でした。契約は4年にわたり、2012年シーズンの初めから彼はイーグルスのディフェンスラインの重要な一員となります。

デトロイト・ライオンズ戦では、厳しいプレーで退場となり、2万1000ドルの罰金を科せられましたが、シーズン終了後には5.5サックを記録しました。また、2014年には61タックル、4サックを挙げる活躍をし、2015年には71タックルと9.5サックを記録。その結果、キャリア初のプロボウル選出を果たしています。

その後も2016年に続き、2017年もプロボウルに選出され、特にスーパーボウルLIIではチームがニューイングランド・ペイトリオッツに勝利した際には、先発メンバーとして活躍しました。彼はその年のシーズンを通じて重要なプレーを行い、タッチダウンも決めました。

2019年シーズンには5回目のプロボウル選出を果たし、2020年シーズンには6年連続でプロボウルに選ばれる活躍を見せました。2021年は3.5サックを記録しましたが、プロボウル選出には至りませんでした。この年、彼は一度契約解除も経験しますが、再契約を結びました。

2022年には17試合に出場し、7サック、43タックルを記録。スーパーボウルでは一度タックルを記録しました。2023年には再度1年契約を結び、イーグルスに留まる意思を示しましたが、シーズン終了後、現役を引退することを発表しました。

最後に

フレッチャー・コックスは、イーグルスの歴史に名を刻んだ選手であり、多くのファンに愛され続ける存在です。彼の貢献は、チームのスーパーボウル制覇に欠かせないものであり、NFLの中でも評価されるディフェンシブタックルの一人として知られています。

もう一度検索