フレデリック・マニェ

フレデリック・マニェは、1969年フランス・オルレアン出身の元自転車競技選手（トラックレース）です。

現役時代は、アマチュア時代にファブリス・コラとコンビを組み、世界自転車選手権のタンデムスプリントで1987年から1989年まで3連覇を達成しました。しかし、1990年に前橋で開催された大会では、稲村成浩・齋藤登志信の日本ペアに準決勝で敗れ、4連覇を阻まれます。その後、タンデムスプリント種目としては最後の大会となった1994年にもコラと組んで優勝を果たしました。

1991年にプロへ転向し、世界選手権ケイリンでは3度の世界一に輝いたほか、同大会スプリント種目でもメダルを獲得しています。オリンピックには4回出場しました。

国際競輪では通算90戦31勝、優勝9回の実績を誇ります。全身を使ったパワフルなフォームを武器に、4角で後方に置かれても直線で力強く伸びてくるレース運びが印象的な選手でした。

2000年の世界選手権・ケイリンで3度目の優勝を飾り、引退後はフランス・トラック競技のジュニア担当ヘッドコーチを経て、2001年にUCIワールドサイクリングセンター（WCC）のトラック競技ヘッドコーチに就任。オランダのテオ・ボス、イギリスのヴィクトリア・ペンドルトン、中国の郭爽など、数々の世界チャンピオンを育成しました。日本人選手としては、永井清史、北津留翼への指導を行っています。2004年からは全ての競技の強化を統括する強化訓練部門のマネージャーも兼務しました。

2007年開催のUCIトラックワールドカップクラシックス第4戦より、自転車競技日本代表チームの監督として指揮を執り、2009年に退任しました。

フレデリック・マニエ氏ナショナル・ディレクター就任記者会見（KEIRIN.JPニュース）
デュッセルドルフ通信 2007年1月25日付
フレデリック・マニェ - サイクリングアーカイヴス（英語）
フレデリック・マニェ - Olympedia（英語）

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