フローラ号

フローラ号について

フローラ号は東京都品川区・渋谷区と秋田県秋田市をつなぐ夜行高速バスです。この路線は、小田急ハイウェイバスと秋田中央交通が運行し、両社にとって初の高速バスとなりました。1997年に直行便として運行したフローラEX号を経て、現在のフローラ号へと発展しています。

運行経路と停車停留所

2025年5月15日からの運行経路は、以下の通りです。

• - 新宿南口（バスタ新宿）
• - 大宮駅西口
• - 東北自動車道
• - 北上JCT
• - 秋田自動車道
• - 秋田中央IC
• - 秋田駅東口
• - 長崎屋バスターミナル

また、2025年からは大崎駅発の臨時便も運行されることになり、ルートは上記と同じになります。
過去には、ハイアットリージェンシー東京や新宿駅西口を経由した便も存在しましたが、現在は新宿南口が専用の停留所とされています。

運行の歴史

フローラ号は1988年2月17日に運行を開始しました。最初は668kmの長距離運行として、国内でも注目を集めました。1993年には新たに停留所が追加され、97年には協和・角館停車便が登場しました。しかしその後、サービスの見直しが行われ、2016年以降には運行経路が再編されていきます。
たとえば、秋田駅の発着場所が西口から東口に変更され、また新宿南口、バスタ新宿への停留所追加も行われました。さらに、2020年には新型コロナウイルスの影響で運休を余儀なくされましたが、その後再開を果たしました。

乗車券とサービス

フローラ号では全席予約制となっており、事前に乗車券を購入する必要があります。紛失や忘れによる再発行はできませんので、注意が必要です。乗車券は、運行会社の営業所や各種コンビニでも購入可能であり、学割制度も提供されています。往復で利用する場合には、スタンプカード進呈を通じた割引もありますので、賢く利用することができます。

使用される車両

フローラ号は主に、トイレ付きのスーパーハイデッカーを使用して運行されています。特に小田急ハイウェイバス便は三菱ふそう・エアロクィーンが使われ、一方、秋田中央交通便ではいすゞ・ガーラや日野・セレガが用いられます。繁忙期にはトイレなしの4列シートの貸切車両が使われることもありますが、その際は運賃が割引されることになります。

フローラ号は、快適に東京と秋田を結ぶ重要な移動手段として、現在も多くの人々に利用されています。

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