ブラック・ダイアモンド

「ブラック・ダイアモンド」は、フィンランドのメロディックスピードメタルバンド、ストラトヴァリウスが1997年に発表した7枚目のシングルです。この楽曲は、同年にリリースされたアルバム『ヴィジョンズ』からのシングルカットとしてリリースされました。

作曲はギタリストのティモ・トルキ、作詞はボーカリストのティモ・コティペルトが担当しています。日本版のみの発売であり、海外ではアルバム『ヴィジョンズ』の冒頭を飾る「キッス・オブ・ジューダス」がシングルカットされています。

楽曲は、キーボーディストのイェンス・ヨハンソンによる印象的なチェンバロの音色から幕を開け、それにティモ・トルキのギターが重なり、壮大かつドラマティックなイントロを形成しています。全体を通してハイスピードな展開でありながら、クラシカルな要素が巧みに組み込まれており、ストラトヴァリウスならではの独自の音楽性を確立しています。

収録曲

1. Black Diamond (5:39)
2. The Kiss of Judas (5:49)
3. The Kiss of Judas (demo) (5:41)
4. We Hold the Key (live) (7:53)
5. 4th Reich (live) (5:52)

「ブラック・ダイアモンド」のプロモーションビデオも制作されており、楽曲のレコーディング風景やスタジオでのライブ映像、そして日本でのライブの様子が交互に映し出されています。このビデオは、Sökö Kaukorantaが監督を務めました。

この楽曲は、ストラトヴァリウスの代表曲の一つとして、現在でも多くのファンに愛されています。特に、イェンス・ヨハンソンのキーボードソロは、クラシック音楽の要素を取り入れた、技巧的なプレイで高く評価されています。また、ティモ・トルキのギターソロも、メロディアスでありながらテクニカルなフレーズが満載で、聴きごたえがあります。ライブパフォーマンスでも定番の曲であり、会場を熱狂の渦に巻き込む、エネルギッシュな楽曲です。

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