ブラッドレイン

ブラッドレイン (BloodRayne)

『ブラッドレイン』は、Terminal Realityが開発した、ホラー要素を基調とした三人称視点(TPS)のアクションアドベンチャーゲームです。日本ではエレクトロニック・アーツよりPlayStation 2版とPC版が発売されました。主人公レインの父親との闘いを描いた続編『ブラッドレイン2』(日本未発売)や、2Dアクションゲーム『ブラッドレイン 深紅の叛逆者』も発売されています。

概要

本作は、ハーフヴァンパイアである主人公レインが、ナチス・ドイツの秘密組織「GGG(Gegengheist Gruppe)」と戦う物語です。レインは、ヴァンパイアの父親が人間の母親をレイプして生まれたダンピールであり、通常のヴァンパイアのような弱点を克服しています。レインは、超自然的な脅威を追跡し、破壊する秘密結社ブリムストーンソサエティに所属しています。

レインは主に身に着けているブレードで攻撃を行います。ゲームを進めることで、ブレードを使ったコンボ攻撃を習得していきます。また、ゲームの初期段階で入手できるハープーンを使って敵を引き寄せ、吸血することでライフを回復できます。この吸血行為は途中で中断することも可能です。

ブレードだけでなく、敵が落とした銃や手榴弾、ロケットランチャーなどの武器も使用できます。銃はほとんどのレベルに配置されており、二丁持ちも可能です。落ちている武器の近くを通ると自動的に拾います。より強力な武器を入手した場合、自動的に弱い武器を捨てて拾います。例えば、4丁の拳銃を所持している状態でサブマシンガンの上を通過すると、レインは自動的に弱い拳銃を捨ててサブマシンガンを拾います。ただし、機関銃やロケットランチャーなどの特殊武器は、プレイヤーが選択して装備します。

ゲーム中で最も強力な攻撃であるブラッドレイジは、ブレードでの攻撃を繰り返すことで発動できます。発動中は、攻撃速度が1.5倍になり、敵を斬り刻んでバラバラにすることが可能です。また、オーラセンス、ディレイト、スナイパービューといった異なる視覚モードを使い分けることができます。

オーラセンス: 視野を青色で表示します。目標と目的地は明るい青色で、生物は緑から赤までの色(赤に近いほど瀕死)で表示されます。
ディレイト: スローモーションになり、状況判断や敵の攻撃を回避するのに役立ちます。
スナイパービュー: 狙撃銃のように視点がズームインし、正確な射撃が可能です。ただし、スナイパービューを使用中はレインが立ち止まるため、攻撃を受けやすくなります。

PS2版とPC版の違い

日本のPS2版はCEROのレーティングの関係上、敵の肉体を切断する表現が規制されています。一方、PC版は無修正であり、年齢制限もありません。

メインキャラクター

レイン: 本作の主人公であるダンピール。父親である吸血鬼を探し、出会う全ての吸血鬼を殺しています。現在はブリムストーンソサエティに所属しており、師であり友人でもあるミンスが最初の任務でレインを助けますが、命を落とします。
ジャーゲン・ウルフ: 第一次世界大戦の戦犯であり、GGGの創設者。罪を逃れるために南米へ逃亡し、オカルトアーティファクトを利用してヒトラーに力を与えようと企み、ベリアルの残骸を再構成しようとします。
ベリアル: 悪魔。メフィストによって殺され、身体の各部位が世界中に散りばめられています。ウルフはベリアルの復元を目論んでいます。

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