ブランドン・モス

ブランドン・ダグラス・モス（Brandon Douglas Moss, 1983年9月16日 - ）は、アメリカ合衆国ジョージア州出身のプロ野球選手でした。右投左打で、主に一塁手や外野手としてプレーしました。その豪快な打撃から、パワーヒッターとして知られていました。

レッドソックスでのプロ入り
2002年のMLBドラフトで、モスはボストン・レッドソックスから8巡目指名を受け、プロの道へ進みました。当初は内野手として入団しましたが、その後外野手へ転向。2007年にはメジャーデビューを果たし、開幕戦では同点本塁打を放つなど、鮮烈な印象を残しました。

パイレーツ、そしてアスレチックスへ
2008年シーズン途中にトレードでピッツバーグ・パイレーツへ移籍。その後、フィラデルフィア・フィリーズを経て、2012年にオークランド・アスレチックスへ加入しました。アスレチックスでは、持ち前の打撃センスが開花し、本塁打を量産。チームの地区優勝に大きく貢献しました。
2013年には自身初の30本塁打を達成し、オールスターにも選出されるなど、キャリアの絶頂期を迎えました。

インディアンス、カージナルス、ロイヤルズでのプレー
2014年オフにクリーブランド・インディアンスへトレード。その後、セントルイス・カージナルス、カンザスシティ・ロイヤルズと渡り歩きました。カージナルスでは主に一塁手として、ロイヤルズでは指名打者として出場しました。

アスレチックスへの復帰と引退
2018年、モスは再びアスレチックスへ移籍しましたが、程なくして自由契約となりました。その後、現役を引退。MLBでの通算成績は、1000試合以上に出場し、150本塁打以上を記録しました。

プレースタイル
モスは、速球に強いパワーヒッターとして知られていました。一方で、三振が多いという課題も抱えていました。守備では、一塁手、左翼手、右翼手をこなしましたが、守備範囲は広くありませんでした。

MLBオールスターゲーム選出：1回（2014年）

ブランドン・モスは、その強打で多くのファンを魅了した、記憶に残る選手でした。

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