ブリッツタイガー

ブリッツタイガーは、かつてトミー（現タカラトミー）から発売された『ゾイド』のビデオゲームシリーズに登場する、トラ型ゾイドです。特に『ZOIDS SAGA II』において重要な役割を担っています。

機体解説

『ZOIDS SAGA II』では、主人公ゼル・ユピートの搭乗機として登場します。物語の中で、未来のゼルが過去に送り込んだ機体であり、時空転送装置を停止させるという使命を帯びています。

ブリッツタイガーの最大の特徴は、敵に直接電流を流し込んで行動不能にする武装が充実している点です。背部に装備されたユニットは、ライガーゼロイクスと同様に変形機構を備えており、状況に応じて異なる能力を発揮します。

ボルトキャノン形態: 背部ユニットを前方に展開し、高圧電流を放電する形態です。敵に強烈なダメージを与え、麻痺させる効果があります。
エナジーブレード形態: 背部ユニットを左右に展開し、エネルギー刃で敵を斬り裂く形態です。近接戦闘において高い威力を発揮します。
ライトニングアタック: 頭部周辺の装甲を前方に展開して突進する攻撃です。『ZOIDS VS.』シリーズでは、通常の格闘攻撃として扱われており、必殺技ではありません。しかし、ブリッツタイガーの機動力を活かした攻撃手段の一つです。

また、ブリッツタイガーの脇腹には、アーム可動式のウエポンラックが装備されています。しかし、このウエポンラックは『ZOIDS VS.』シリーズ以外の作品では使用されていません。

機体デザインは、トリニティライガーからビクトリーライガーまで、ゲームオリジナルのゾイドを手がけた、やまだたかひろ氏が担当しました。『ZOIDS SAGA DS』では、サイバードライブゾイドとして登場し、ZOIDS SAGAオリジナルのゾイドの中では、唯一ビクトリーレックスとの合体が不可能な機体です。

武装・装備

サンダークロー: 四肢に装備された爪です。格闘戦において敵を切り裂き、ダメージを与えます。
ボルトキャノン兼エナジーブレード: ブリッツタイガーの背部に装備されたユニットです。変形によって、ボルトキャノンとエナジーブレードの2つの機能を発揮します。ボルトキャノンは遠距離からの電撃攻撃、エナジーブレードは近接戦闘での斬撃攻撃に使用されます。
クラッシャーサーベル: ブリッツタイガーの牙です。敵を噛み砕き、破壊します。

ブリッツタイガーは、その独特なデザインと武装、そして物語における重要な役割から、多くのゾイドファンに愛される機体です。

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