サイバードライブゾイド

サイバードライブゾイド

『サイバードライブゾイド』とは、2003年にタカラトミー（旧トミー）から発売されたゾイドシリーズの一種で、ゲームボーイアドバンス用ソフト『サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ』に登場する架空の兵器です。

概要

このシリーズは、全二機種が発売され、専用コントローラーによる遠隔操作とBB弾を使用した対戦をコンセプトとしています。同時期に発売されたGBAソフト『サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ』との連動機能も特徴で、赤外線通信アダプタをGBA本体に装着することで、ゲーム内のゾイドを操作することができました。さらに、ゲームのストーリー進行に合わせて、ゾイド玩具の移動速度やHPが上昇する仕組みも搭載されていました。

商品仕様

CDZ-01 ディアブロタイガー

2003年6月に発売されたディアブロタイガーは、電動で稼働し、付属の専用コントローラーからの赤外線を受信して遠隔操作が可能です。背部にはBB弾の発射ギミックを備え、他のサイバードライブゾイドとの対戦が楽しめます。手動ギミックとしては、コクピットの開閉、頭部のレーザーブレードと前足のカバーの展開があります。眼には発光ギミックも搭載されており、状況に応じて赤と緑に点灯します。

CDZ-02 サイクロプス

同じく2003年6月に発売されたサイクロプスも、専用コントローラーによる遠隔操作システムと背部砲塔からのBB弾発射ギミック、眼部の発光ギミックを搭載しています。手動ギミックはコクピットと口の開閉のみです。パーツは通常機の最強突撃長槍角と弐式の最強防御二又角が付属し、どちらかを選択して組み立てるコンパチブル仕様となっています。

CDZ-EX ディアブロタイガーβ

GBAソフト『サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ』のフルセット版の特典として同梱されたディアブロタイガーβは、カラーリング以外はディアブロタイガーαとデザイン、ギミックともに変更はありません。

ゲーム中の活躍

サイクロプス、ディアブロタイガーともに『サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ』に登場します。ゲーム開始時にどちらかを選択するとプレイヤー使用機となり、選ばれなかったゾイドはライバル機として登場します。また、同ゲームに先駆けて、「ZOIDS VS.シリーズ」にも隠し機体として登場しています。

各ゾイドの詳細

ディアブロタイガー

遥か未来に作られ、その時代で最強と言われたゾイド。より強い相手を求めて過去の世界にやってきました。非常にプライドが高く、認めた者の操縦しか受け付けません。瞬時に修復する再生能力を持ち、太陽エネルギーを吸収して動作します。ボディは液体金属製です。

武装・装備

サイバーメタルキャノン：背部に装備。使用時には液体金属が盛り上がり形成されます。
サイバーファング：頭部に装備
サイバークロー：四肢の爪
レーザーブレード：頭部に装備
Eシールドジェネレーター：前肢部肩装甲内に装備
チャフディペンサー：後肢部肩装甲内に装備
光学迷彩：テクニカルデータに装備が確認できます

ディアブロタイガーβ

ディアブロタイガーαの兄弟機。深紅のカラーリングが特徴で、武装には未来の技術が組み込まれています。クールな性格のαとは異なり、極めて凶暴な性格で、いかなるパイロットにも牙を剥いてきたとされています。

サイクロプス

古代遺跡から発見された、長い角を持つエラスモテリウム型ゾイド。未来から来たディアブロタイガーαと出会い、ライバルとして幾度も戦いました。10万年前の超古代文明がサイ型野生体をベースに作り上げたゾイドであり、本体内部には蒸気炉を内蔵。ピンチになると驚異的なパワーを発生させます。操縦席は頭部にありますが、背部には砲座があります。

武装・装備

爆裂鉄球砲（ダイナマイトバズーカ）：背部に装備
地対空二連装誘導弾：背部に装備
最強突撃長槍角（アルティメットストロングホーン）：頭部に装備
* 煙幕噴射機（スモークディスチャージャー）：四肢部肩装甲先端に装備

サイクロプス弐式

サイクロプスの兄弟機で、幅広の角状装備を持つブロントテリウム型ゾイド。角部は最強防御二又角と呼ばれています。

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