ブリース・ホールとは？意味をやさしく解説

ブリース・ホール：新世代を担うランニングバック

ブリース・ホール（Breece Hall）は、2001年 5月31日生まれ、ネブラスカ州オマハ出身のアメリカンフットボール選手です。現在はNFLのニューヨーク・ジェッツに所属し、ランニングバック（RB）としてその才能を発揮しています。

ホールは、アイオワ州立大学に進学後、すぐにその実力を発揮しました。1年生のシーズンから先発ランニングバックとして活躍し、デビッド・モンゴメリーの後を継ぐ存在として期待を集めました。

- 1年生シーズン：ウェストバージニア州立大学戦で132ラン獲得ヤード、3ラン獲得タッチダウンを記録し、週間最優秀新人賞を受賞。翌週もランで183ヤード、2タッチダウン、パスで3キャッチ73ヤードを記録し、2週連続で週間最優秀新人賞に輝きました。シーズン通算では、ランで897ヤード、9タッチダウン、パスで23キャッチ252ヤード、1タッチダウンを記録し、オールビッグ12カンファレンスの第2チームに選出されました。
- 2年生シーズン：さらに成長を遂げ、8試合連続で100ヤード以上のラン獲得ヤードを記録。279回のキャリーで1,572ヤード、21タッチダウンを記録し、FBS（フットボールボウルサブディビジョン）でトップの成績を収めました。レシーブでも23回のキャッチで180ヤード、2タッチダウンを記録。オールビッグ12カンファレンスの第1チーム、ビッグ12カンファレンス年間最優秀攻撃選手賞に選ばれ、学校史上初のオールアメリカンの第1チームにも選出されるという快挙を成し遂げました。
- 3年生シーズン：ランで1,472ヤード、レシーブで302ヤード、合計23回のタッチダウンを記録。シーズン終了後、2022年のNFLドラフトに参加することを表明し、大学でのキャリアに終止符を打ちました。

2022年のNFLドラフトで、ホールはニューヨーク・ジェッツから全体36位という高い評価で指名され、プロの舞台へと足を踏み入れました。

- 2022年シーズン：第1週のボルチモア・レイブンズ戦でNFLデビュー。第2週のクリーブランド・ブラウンズ戦では、ジョー・フラッコからの10ヤードパスをレシーブし、キャリア初のタッチダウンを記録しました。第5週のマイアミ・ドルフィンズ戦では、ランで97ヤード、レシーブで100ヤード、1タッチダウンを記録。第6週のグリーンベイ・パッカーズ戦では、20キャリーで116ヤード、2キャッチで5ヤード、1タッチダウンをあげ、FedExエアアンドグランドプレーヤー賞とペプシNFL週間最優秀新人賞に選ばれました。しかし、第7週のデンバー・ブロンコス戦で72ヤード、1タッチダウンを記録したものの、第2クオーターにACL（前十字靭帯）と半月板を損傷。2022年10月25日に負傷者リスト入りし、シーズンを終えることとなりました。

怪我からの復帰が待たれるホールですが、その類まれなる才能と努力で、今後のNFLを代表するランニングバックとして活躍することが期待されています。

ボールキャリアーとしてのビジョン、カットの能力、加速力が平均を大きく上回る。パスキャッチ能力も高く、まさに万能型のRBである。

ブリース・ホールは、大学時代からその才能を発揮し、NFLでも将来を嘱望されるランニングバックです。怪我を乗り越え、再びフィールドで輝く姿をファンは待ち望んでいます。

もう一度検索